Last Updated on 2019年8月16日 by tsushima
皆さん、日記をつける習慣ってありますか?
日記じゃなくてもSNSで思ったこと・感じたことを発信していたりしますか?
実は 日記などで「自分の思考を毎日書く」と、メンタルが強くなっていく んです。
すでに日記を書きまくってきてて、人に見せられないような「黒歴史」や「病み日記」がたくさんある方にこそチャンスがあります。
今回はそんな日記を書くことのの大切さ・有益さを、心理学的な面から解説していこうと思います。
日記を書く習慣でメンタルが安定する
日記を書くクセを身につけることは、心理学的にメンタルにプラスに働くことが確認されています。
過去の自分との対比ができる
単純に日記を書き貯めていって振り返って読んだ時に、過去の自分と今の自分を比べることができて、自分の中の変化が分かるようになります。
人って自分自身のことを意外と理解できていないものです。
自己肯定感の低い人だと、いつでも自分を過小評価してしまうので、成長を素直に認めることができなかったりします。
逆に常にポジティブ思考の人だと、実は成長してないことに気づけず、自分を過信し続けてしまうこともあります。
そういう時に過去の自分との対比ができると、今の自分の立ち位置が相対的に見えるようになります。
乗り越えてきたものを再確認できる
また、過去に悩んでいたことを今の視点で振り返って見てみて、「意外とちっぽけなことに悩んでたんだな」とか、「こんなめんどくさいことに巻き込まれてたんだ」とか、乗り越えてきた様々な悩みや障害に気づけて、自信につなげることもできます。
過去の悩みや障害って今の自分から見ると恐ろしく小さく感じたりするものです。
日記を書き続けると、そんな様々な悩みや障害をちゃんと乗り越えてきて今に至った、ということを改めて自分で確認することができます。
不安や悩みがハッキリし、解消する糸口になる
人は頭の中の考えや感情がもやもやハッキリしない状態でいると、不安だと感じるようにできています。
その「もやもやな何か」をことばに表すことで、考えや感情の整理ができるようになります。
これによって自分の置かれている状況を客観視することができるようにもなり、不安定なメンタルが安定するようになっていきます。
たまにお悩み相談に乗ったり、ネット上のお悩み発言を見たりする機会があるんですが、自分自身の悩みがハッキリしておらず、そのせいでもやもや不安に駆られているケースが多いように感じています。
そういう時は話を具体的に聞いて深掘りしていくと、結構あっさり解決できたりするんですよね。
何が原因でもやもやしてるのかが分かったら、あとはそれを解決するためにどんな行動を取ったらいいかを考えるだけです。
日記を書く習慣を身につけることで、頭の中のもやもやをいつでもハッキリ形にすることができるようになり、ついでに解決方法も思いつくことができるようになります。
メンタルタフネスになるための日記の書き方
日記を書く習慣を身につけることは、認知行動療法の一種であるとも言えます。
「認知行動療法」と聞くと小難しそう、複雑そうに感じますが、日記を書く程度の方法であればカンタンだし一人でもできます。
ここまで見てきたように、やるのとやらないのとでは後々の自信の付き方が段違いなので、日常何かしら悩みに振りまわされがちな方には、日記を書く習慣を身につけることをオススメします。
具体的な方法を解説していきましょう。
step1 – 書くものを用意する
まずは日記を書くためのノートとペンを用意しましょう。
いちいち買って用意するのが面倒な人は、持っているスマホのメモやカレンダーを使ってもOKです。
ただし、画面上にアウトプットするよりも実際に手を動かし文字にする方がメンタルにプラスになる、ということはお伝えしておきますね。
step2 – 一日の終わりに書く
日記を書くタイミングは一日の終わりにしましょう。
寝る前のリラックスしている時に日記を書くための時間を作るのがベストです。
スマホじゃない方がいいのは入眠の妨げにならないようにするためでもあります。
書くための時間を確保することで、自分の考えや感情をアウトプットする習慣が身に付きやすくなります。
step3 – 最初は短く、少しずつ長く
自分の頭の中の考えや感情をアウトプットすることが慣れてない人は、その日あった印象的なことを3行分だけ書き出してみることからスタートしましょう。
まずは自分の中の考えや感情をことばに置き換える練習をし、それに慣れて習慣化できるようにしていきます。
慣れたら20分と時間を決めて、その日あったネガティブに感じたことを中心に、具体的に出来事と感情をセットにして書き出してみるようにしましょう。
大事なのは「どう感じたかを具体的なことばに表してみる」ことです。
例えば「凹んだ」ということばがありますが、具体的には「落ち込んだ」のか、「悲しくなった」のか、「残念に思った」のか、「後悔した」のか、どのことばが一番しっくりくるかを納得いくまで模索してみてください。
自分の考えや感情をより具体的に当てはまることばが分かる=語彙力が高いと、自分のもやもやを具現化しやすくなり、その分自分を客観視することにもなり、メンタルが安定しやすくなります。
この話はより詳しく別のブログで解説しています。
過去の日記を読み返して感じた自分の成長
ここでちょっと自分の話をしてみます。
自分はインターネットを使い始めた早い段階で、自分の考えや感情をアウトプットするようになっていました。
その頃はネット上で自作の個人サイトを作って日記を公開する人が非常に多く、自分のその波に乗った形です。
で、この前その当時、2005年から使っていたミニブログをたまたま見つけました。
何を書いてたのかとずーっと読み返してみたんですが、まさに「黒歴史」でした苦笑
・恋愛に執着しすぎ
・自分の世界にこだわりすぎ
・理屈っぽい
・しつこい
・でもパッと見そこまで地雷じゃなさげなのが危険
こんな感じのキャラで、今そういう人とプライベートで出会ったら絶対深入りしたくない!くらいなヤバさでした汗
そういう黒歴史を全部目を通した結果、こういうことに気づけました。
・今は執着もこだわりもある程度捨てられた(全部じゃない
・理屈ではなく感覚的に動けるようになった
・ダメなものはダメと断じれるし、最初からそもそも手をつけない選択もできるようになった
・敢えて深みにハマりに行くようなことをせず、自分の得意分野で行動できるようになった
・夜に眠れないほど重たく悩んでしまうことがほぼゼロになった
・悩んでも年単位、月単位で引きずらなくなった
総じて「自分らしい生き方ができるようになった」んじゃないかなって思えました。
昔ガッチガチに着込んでた鎧を、今はことごとく捨てることができて、ものすごく身軽になれたよなって思えました。
まぁ10年以上経ってるし、その間に自分を磨いて成長させるためにひたすら自己投資をしたので、その分ちゃんと成長してなかったらどうしようもないワケですが。
昔から身につけてたコツコツ考えを書くクセ、ここにきてちゃんと活きてきたのが、黒歴史を目の前にしながらも嬉しかったです笑
2005年の自分は、14年後にそのミニブログを見返すことなんて全然考えてなかったワケですが、書いててよかったなとつくづく思いました。
日記を書く習慣でインフルエンサーになれる?
ということで、 日記を書く習慣を身につけると、過去の黒歴史が全て自分の自信につながっていくので有益ですよ! というお話でした。
日常でことばを自由自在に使いこなせるようになると、ネット上で活躍できる場が広がります。
自分の感情や考えを多くの人に見知ってもらうことでフォロワーができ、さらに拡散されるようになり、インフルエンサーとしての役割を担えるようにもなったりするんです。
単にバズるネタを量産するよりは、そういう自己表現でリアクションを得る方が健全だと思うんですが、どうでしょうか?
もちろん個人的な使い方でも全然構いません。
日記を書いて自分の中の考えは感情をことばにアウトプットするクセは、ぜひ習慣化してみてくださいね。