【Pride Weekにつき】LGBT当事者の中でもまだ多様性のキャパ足りないんじゃないか説について意見を述べてみる回

【Pride Weekにつき】LGBT当事者の中でもまだ多様性のキャパ足りないんじゃないか説について意見を述べてみる回

前回に続き、RAINBOW PRIDE関連で、LGBTコミュニティの中にもまだやっぱり多様性って受け入れられてないのかなって話を。

PRIDEのメインイベントでもあるパレードでは、下着姿の男性陣がフロートに乗ったりして街を練り歩くワケですが、その姿を見て、

『いやいや、そんな露出狂が声高に「権利ください!」って言っても通じるワケないだろ』

といった声が、ゲイコミュニティの中でポツポツと上がっていました。去年からこういう声が目立ってきたなーという印象です。

そんな話を見聞きするにつれ、「あぁまだまだなんだなぁ」と自分は思ってしまいました。その辺りの話を以下で詳しくしていきたいと思います。

コンテクストで判断してません?

『露出狂だ』『そんな変態が何を主張してもダメだ』みたいなことを言ってる、思ってる人は、恐らくはコンテクストにかなり影響されてるんじゃないかと思うんです。

日本では「男性が服を脱いで公衆の面前に立つ」といった事象、イベントは他にもたくさん見かけられます。

裸祭。ボディビルダー。プロレスラー。水泳選手。俳優の半裸の写真集。などなどです。

前者がダメで後者はOKなのは、やはりどこかしら「セクシャリティ」に偏見があるからなんじゃないかと。『脱いでる男性がゲイだから』っていう理由がどっかにあるんじゃないかと思うワケです。

そもそもこの一連のイベントは“PRIDE”であって“PARADE”ではないんですよね。昔々は「パレード」と言ってたようですが、近年は「プライド」という言い方に変わっています。

東京のイベントだけではなく、九州で行われている同種のイベントでも、その他各地で行われているのでも、やはり「プライド」という言葉が冠されているところが多いです。

『ゲイ・プライド』
ゲイ・プライド(英語: gay pride)はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(LGBT)の人々が自己の性的指向や性自認に誇りを持つべきとする概念を表す言葉である。LGBTプライド(英語: LGBT pride)とも呼ばれる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89

ただ単に練り歩くだけのイベントじゃない、というところ、しっかり押さえておくべきだと思います。

多方面から支持され続けている現状があります

まずはそういう歴史を遡っておきましょうって話でもありますし、ばっくり「こんな感じの人がいても全然いいでしょう?どんな人がいたっていいでしょう?」っていう場なワケですから、格好云々だけ見てツッコミを入れるのはちょっと違うよなと自分は思っています。

自分の周りのノンケの方たち(=ストレート・異性愛者)で、カリフォルニアのでっかいLGBTイベントに行った方たちがいました。そこで、半裸どころか全裸で闊歩する参加者を見てきて、カルチャーショックもとい、非常に良い刺激を受けて帰ってきて、『すごかった!』って嬉々として話してくれたことがありました。

そうやって違うコミュニティの人たちを巻き込み、大きなインパクトを残せるのが一連のプライドのイベントなんです。『あぁ、こういう人もいるんだな、なるほどな』という人が増える、それだけでも十分に価値があります。

もし仮に、世間一般に受け入れられないような、いわゆる「変態」のイベントだとしたら、ここまで世界規模で広まっていないでしょう。TRPも、今では「三井住友」「三菱UFJ」などの名だたる企業から協賛を受けるまでになっており、その支持母体の強さ・大きさが伺えます。

TRPも、今では「三井住友」「三菱UFJ」などの名だたる企業から協賛を受けるまでになっており、その支持母体の強さ・大きさが伺えます。

企業がセクシャリティの多様性を受け入れ世に広めるのに一役買っている中、『裸で歩き回るとかダメでしょ、キモいでしょ』って言っちゃう人がいて。当事者の中にも一定数いるんですが、そういう人たちはやはり頭のどこかに「マイノリティ」としての偏った考えがあるんじゃないかなって思ってしまいます。

他のイベントで男性が脱ぐのはOK、でもゲイがねぇ…って場合は特にその気が強いんじゃないかと思います。

過去、経緯にも目を向けると見方が変わります

どんなセクシャリティでも、引いてはどんな個でも全然OK!ってイベントなはずで、そもそもは「夜、皆が楽しく飲んでたゲイバーに、無駄な警察の踏み込みがあった!そんなの酷い!」ってとこから始まってるんですよ。

『ストーンウォールの反乱』
ストーンウォールの反乱(ストーンウォールのはんらん)は、1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン (Stonewall Inn)」が警察による踏み込み捜査を受けた際、居合わせた「同性愛者らが初めて警官に真っ向から立ち向かって暴動となった事件」と、これに端を発する一連の「権力による同性愛者らの迫害に立ち向かう抵抗運動」を指す。この運動は、後に同性愛者らの権利獲得運動の転換点となった。ストーンウォールの暴動ともいう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%8F%8D%E4%B9%B1

そこから今のプライドのように明るい全方位向けのイベントになった意味とか意義とかがあるんです。

そうやって、今に至るまで様々な方たちが尽力してきてくれたお陰で、例えばTwitterでもゲイコミュニティが確立してたりします。

昔々はゲイバーという限られた空間でしかなかった出逢いが、雑誌の投稿欄、文字だけ掲示板、SNSなど、手を変え品を変えで受け継がれてきました。いろんなプラットフォームのいろんなつながり方を、いろんな人が経験し、いろんなアウトプットが生まれてきて、その中で培われたコミュニティが今の姿なワケです。

少なくとも自分がゲイとして活動してきたこの十何年の間だけでも、かなり状況は好転したと思ってます。TRPのような街頭のイベントに友だちと一緒に遊びに行って、写真を撮ってインターネットにアップするなんて、10年前では考えもしないことだったんですからね。

なので、プライドのパレードの中でフロートの上を下着姿で踊っている方たちだけを見て切り取って、そこにだけツッコミを入れるのは野暮ってもんです。

よければそういう過去の話、これまでの経緯にもぜひ目を向けて、その上で裸で闊歩する男性たちの話を考えてみてはいかがでしょうか?

どんなアナタでもOK!な時代です

他の人の立ち居振る舞いにどうこう言ってたら、どっかで自分自身のあれこれにツッコまれる時が来ます。

今の変化の激しい時代に必要なのは、どんなセクシャリティでもOK、どんな個性でもOK、それでいいよね?というお互いに対する視線・姿勢であると、自分は考えています。

 

ちなみに前回こんなブログを書いてますので、よければどうぞ。

 

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