Last Updated on 2019年7月11日 by tsushima
『肌が汚いのって何が原因なんだ?!』『理由が分かれば何でもするのに…』
と、肌のトラブルで悩んでいる男性、いませんか?
「これをすれば良くなる!」という話はよく聞くかもしれませんが、「これやっちゃダメ」というのはなかなか少ないのではないのかなと思い、今回は肌荒れがなかなか改善せずに悩んでいる男性向けに、「これやっちゃダメ」な汚い肌の原因について解説をします。
もちろん対策もキチンとお伝えしますので、肌が汚くて悩んでいる男性はぜひ参考にしてください。
肌が汚い男性はそもそもスキンケアを知らない(ことが多い?)
肌がいつも荒れて悩んでいる男性は、あるパターンかに分けることができて、
①元々の体質で肌が弱い
②スキンケアが間違ってる or 自己流
大きくこの二つに分けられるのではないかと考えていいます。
①の方の場合、小さい頃にアトピーにかかったことがあったり、アレルギー持ちだったりすると、大人になって症状が落ち着いてからも、地肌が弱いことって多くなります。
そういった様々な疾病が原因の肌荒れについては、専門のドクターと相談して改善を図ることをオススメします。
『医者にかからず弱い肌を改善できた』っていう話もあって、この辺りはいろんな意見があるワケですが、ファーストオピニオンはプロに相談ということで。
で、①以外で肌が汚い、肌荒れが絶えない男性の場合、ほぼ②が当てはまるのではないかと個人的には見ています。
これは、以前ウチのサロンで実施した「ムダ毛処理の方法、どうやって知った?」というアンケートの結果からの推測ですが。
正しいスキンケアをしていない、知らない、あるいは自己流でやっていることが肌荒れの原因になっている方、多いんじゃないかなと見ている次第です。
女性のスキンケアの知識ってものすごく多くて、見聞きするチャンスも小さい頃からかなり幅広くありそうです。
一方男性のスキンケアの知識って自ら見聞きするとか、自然と入ってくるような機会ってなかなか少ないと思います。
父親に教えてもらうなんてことはものすごく稀だと思いますし、母親から、あるいは上のきょうだいから、ってことも少なさそうな感じです。
スキンケアに対する意識が高い男性だけが、例えばファッション誌の特集を見つけたり、インターネットで情報サイトを調べたり、みたいな形でやっと正しいスキンケアの情報にたどり着けるんじゃないかなと。
それ以外の方だと、例えばCMを見て見よう見まねで、みたいな状況でスキンケアを始めて、そのままの内容をずっと続けている人が多いんじゃないでしょうか。
そういった、 正しいスキンケアを知らないままやってる行動が、肌の汚い状態から抜け出せない状況を生んでいる ことがあります。
ということで、ここからは「これやったら肌が荒れて汚くなっちゃうよ」という行動について解説していきます。
NGその1・洗浄力の強い石けん類を使っている
まずはこれ、自分の肌質に合わない強い洗浄力の洗顔、あるいはボディソープを使っているケースです。
男性の肌は皮脂の分泌が盛んで、出すぎてるとテカるしニキビの原因にもなるから、それを根こそぎ洗い落とそう
っていう意図で作られた男性モノの石けん類はかなりたくさん出回っています。
というか『男ならこれ!』くらいのイメージで販売されているものが非常に多い印象です。
スキンケアについての知識が乏しい方だと、こういうイメージ戦略にどうしても誘導されがちなんですが、そこはぜひ注意しましょう。
肌質は一人ひとりみんな違う からです。同じ洗顔を使っても、問題なくキレイに洗いあがる人もいれば、めちゃくちゃ肌がつっぱってパリパリになる人もいるし、全然皮脂が落ちずじまいという人もいます。
で、洗浄力が強すぎて洗いあがり肌がパリッパリになってしまう場合、きっちりと保湿をしないとどんどん肌が乾燥していくことになります。
肌の乾燥は肌荒れの回復を遅らせることにもなるし、そのまま放置することで生まれ変わらない部分の肌の色が濃くなる色素沈着を起こすリスクもあります。
肌の色ってちょっと変わっただけでも印象がかなり変わります。
乾燥と色素沈着が同時に起こっている肌の印象は、かなりよろしくありません。
そもそも肌には、肌自身が保湿のバリアとして皮脂を分泌しているので、 必要以上に強い洗浄はかえって肌を荒らし、汚く見せる原因 になります。
適切な洗浄力の石けんを使いましょう。人によっては石けんを使わずに擦り洗いする程度でもOKなことだってあります(自分はこのパターンです)。
ただし急に洗浄の方法を変えると、肌が変化に追いつかなくなるので、少しずつシフトしていくのがいいですね。
例えばですが、4日に一度変える→1か月経ったら3日に一度→さらに1か月経ったら2日に一度、みたいな間隔でいいでしょう。
NGその2・間違った方法でシェービングしてる
先ほど紹介したアンケートの結果から分かったことで、自己流でシェービングしている方の多くがシェービング後のカミソリ負けや肌の乾燥で悩んでいることが分かっています。
特にヒゲ剃りで、
・事前に何も塗らずに直接肌に刃を当てている
・洗顔やボディソープを塗って剃っている
・傷や出血があるにもかかわらずずっとT字カミソリを使っている(電動シェーバーに換えない)
・剃った後保湿をしない
これらの悪条件が重なっている場合は、常に傷が多い、出血箇所が何か所もある、鼻から下が赤く腫れた感じになっている、など慢性的な肌荒れにが起こっている方が多いです。
間違ったシェービングに関しては、より詳しくまとめているので、心当たりがある方はぜひチェックしてください。
NGその3・不規則な生活習慣になっている
生活習慣、特に 寝る時間帯、睡眠の質の乱れは肌荒れに直結 します。
これについては後から詳しく解説しますが、十分な質・時間の睡眠を確保できていないと、肌の生まれ変わりが正常に機能しなくなり、青白くなったり、くすんだり、たるんだり、乾燥しやすくなったりと肌荒れのリスクを高める結果になります。
また、食事についても、食べ過ぎ、飲み過ぎが続いているような場合は、肌荒れが起こりやすくなります。
偏った食事も肌荒れの原因になります。
これらの生活習慣が乱れていると、どんなに高い化粧品を使っても肌が本当の意味でキレイに丈夫で正常な状態になることは稀です。
NGその4・日焼けしっぱなし
夏が大好きな男性に多いかと思うんですが、 日焼けした後のスキンケアを一切しないと肌荒れにつながることが非常に多い です。
日焼け後の肌を放置するのって、火の点いたコンロの上にやかんをかけっぱなしにしているのと同じ状況で、つまり水分がどんどん飛んでいって乾燥が進んでしまうんです。
若いうちは目立たないんですが、年齢を重ねるにつれて肌のくすみ、しわ、しみなどになってダメージが目に見えた形で出てくるようになります。
かつてガングロが流行った世代の皆さんは、今そういう肌の急激な衰えや老化に悩まされているんじゃないかと。
紫外線は肌にとっては敵でしかありません。肌を汚くしたくない方は、今すぐにしっかり対策しておくことをオススメします。
肌が汚いと悩む男性に覚えてもらいたい「真のスキンケア」
ここまでのNGあるあるで、心当たりのある方、どのくらいいたでしょうか?
でも心配しなくても大丈夫、今からでも対策はできます。
スキンケアの正しい方法を覚えてください。
スキンケアは「内側から」と「外側から」のばっくりと二通り、覚えてもらえたらそれでOKです。
正しいスキンケア①「身体の内側から」
まずはスキンケアの大前提を頭に叩き込んでください。
「肌は身体の内側からできている」
これに尽きます。
身体の内側からできている肌に、その外側から化粧品を使ってケアをしても対処療法的でしかなく、根本の問題は解決できないことが多い んです。まずは身体の中の状態をできるだけ正常に整えることから始めましょう。
なので、肌荒れに悩んでいながらタバコを吸っているなら、まずはそこから。身体の中を汚しながら肌をキレイにしようっていうのはなかなかに矛盾した話です。
禁煙以外の具体的な方法ですが、こんな感じです。
・食事の内容(量、バランス、摂る時間)を自分に合ったものにする
・適切な睡眠の質と時間を確保する
・運動の習慣を身につける
以下でサクッとですが解説していきます。
身体の内側からのスキンケア・食事編
食事の内容が大事なのは、内臓の環境に影響するからです。
肌の状態は内臓の状態、より具体的には腸内環境とほぼリンクしています。
腸内環境が良くないと肌の状態もその分悪くなる、と考えてもらってOKです。
人それぞれ、一日の活動に必要な食事の量や食べるのにベストな時間が異なります。
なので肌が荒れて困っている方は、自分の身体に合った食事になるような見直しをすることをオススメします。
手っ取り早い改善は、食事の回数の見直しです。
一日3回っていうのは乱暴な言い方を迷信でしかないんですよ。
その他食事の改善には断食がオススメです。
身体の内側からのスキンケア・睡眠編
肌の健康状態と睡眠の関係って、肌荒れに悩んでいる方なら何となく気づいているかもしれません。
寝不足の時ってどうしても肌の調子が上がりませんよね。
これは、睡眠中に分泌される成長ホルモンが、肌の生まれ変わりに密接に関係しているからです。
なので、ちゃんと寝ないと肌がちゃんとキレイに丈夫にならないんです。
特に肌のくすみやたるみ、しわ、毛穴の開きなどで悩んでいる方は、睡眠の改善が急務です。
睡眠の改善には、寝る時よりも実は目が覚めてからの行動が大事だったりします。
その点ガッツリまとめたものをチェックしてください。
身体の内側からのスキンケア・運動編
社会人になってからって、身体をちゃんと動かす機会が激減しますよね。
運動不足は体型維持にも関わってきますが、肌の健康状態をキープするのにも重要な要素です。
肌の健康状態をキープするのが目的であれば、週に2~3回程度の高負荷×短時間の運動が有効です。
高負荷×短時間の運動で、心肺機能が高まり、血流が改善され、その分肌にも十分な量の栄養が届く、という仕組みです。
毎日ジョギングしようとか、24時間営業のジムに通いましょう、っていうならハードルはだいぶ高くなりますが、週に2回自宅でできる運動なら何とか続けられそうじゃないですか?
オススメはHIIT方式のバーピーです。詳しくはこちらの「メンタルを安定させるための三本柱>②運動する」からどうぞ。
正しいスキンケア②「肌の外側から」
肌をキレイにキープするためには、身体の内側のケアが非常に重要ですが、肌の外側からのケアにも配慮する必要があります。
ここからはその「肌の外側からのケア」について解説していきます。
外側からのケアで大事なのはこの2つです。
・刺激をできるだけ加えない
・保湿の習慣を身につける
外側からのケア・刺激編
肌が汚くて悩んでいる方の多くが、この肌の外側からの刺激が強い・多いことが原因になっているんじゃないかと思います。
例えば、
・洗浄力の強い石けん類を使う
・地肌に直接カミソリの刃を当てる
・紫外線を直接浴び続ける
こういう余計に皮脂を除去したり、傷をつけたり、紫外線による老化を促進させたりする行為は、どうしても肌の生まれ変わりを阻害します。
化粧品に含まれているアルコールや、これは男性モノの化粧品によく含まれているんですがメントールなんかの揮発する成分による清涼感も肌に強い刺激になる場合もあります。
日々使う化粧品、シェービングアイテムはできる限り刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。
選ぶのが面倒な方は、女性モノのコスメを選ぶのも手ですよ。
外側からのケア・保湿編
よっぽど肌に自信のある人じゃない限りは、化粧水やクリームを使って毎日保湿する習慣を身につけておくべきです。
肌の健康具合は水分量とも比例するからです。
適切な水分量が確保されている肌は、きめも細かく透明感があり、ハリ・弾力性も備わった状態です。
乾燥しているとキメは荒くなり毛穴が開き気味になってたるみだし、くすんだ色になってシワも増えていきます。
一日の中で何度も保湿しろ、という話ではありません。
最低限お風呂上りに1回、シェービング後には必ず保湿する習慣をぜひ身につけてください。
この保湿の習慣だけでも十分肌の汚い状態から脱出することはできるはずです。
これら肌の外側からのケアについては、ボクからのオススメもブログでどうぞ。
「肌が汚い」という負のループから抜け出そう!
ということで、 肌が汚いのってスキンケアの正しい知識不足が原因なことが多いので、正しい方法を覚えて習慣にしましょう! というお話でした。
全部詳しく解説すると膨大な文量になるので、たくさんリンクを貼ってしまいました。
必要なものだけチョイスして読んでもらえたらなと思います。
今回紹介した「身体の内側からのスキンケア」はどんな年齢の方にも通じるものがある、再現性が高いものだと思っています。
また、一度改善に成功すると、その後ほぼ半自動でキープできるようになるので、高い化粧品を何度も買い直す必要もなくなり、コスパにも非常に優れています。
身体の内側の状態を限りなく正常にキープしていくと、肌の状態が健康になるだけじゃなく、集中力の向上、メンタルの安定、睡眠の質の向上、体型維持、アンチエイジングなどいろんな面でメリットを享受することもできます。
細かくいろんなことを解説しましたが、まずはできる範囲のことからチャレンジしてみてください。