Last Updated on 2019年6月15日 by tsushima
スプレータイプの化粧水を使っている方っていらっしゃいますか?
日々の保湿ってスキンケアの基本中の基本で、化粧水をまずメインに使うのがいいですよ、ってお伝えしています。
最近の店頭にはいわゆる液体の化粧水以外にも、スプレー缶に入って噴霧するタイプの化粧水っていうのもあって、目新しさ&お手軽さで使う人が増えているようです。
が。
スキンケア、特に保湿の面から考えた時、スプレータイプってどうなの?と思うところがあり、今回はそこら辺の考えをまとめておこうと思います。
日々の保湿を目的にスプレータイプの化粧水を使っている方の参考になればと思います。
保湿に化粧水を使った方がいい理由
スキンケアを解説する人によって、化粧水がいい、クリームがいい、何でもいい、みたいないろんな意見が分かれるんですが、自分の場合はこうです。
・「身体の内側からのケアをする」ことが大前提
・それができればシンプルな成分の化粧水だけで十分
・冬乾燥しがちな季節に不安ならクリームを併用
この方法だと、肌がキレイに丈夫なるだけじゃなく、体調も良くなるし、メンタルも安定するし、肌以外のケアもできるんです。
そういう意味でもオススメのケア方法になります。
肌と土の共通点って?
何故肌をキレイに丈夫にキープするために必要なのは化粧水なのかですが、分かりやすいイメージは「土」です。肌の状態を土の状態ってことにして考えてみてください。
いわゆる良い土っていうのは、水分も栄養分もしっかり中に蓄えている状態ですよね。肥沃な土壌の日本では農作が盛んで、砂漠地帯では全然ダメ。
肌も同じで、 本気で自分を磨きたいなら、まず内面にアプローチしよう肌自体に水分がしっかりキープされている状態だと、生まれ変わり(ターンオーバー)も正常に機能する ので、ちょっとやそっとのダメージであれば一定期間で元通りに回復します。
逆に 肌に水分がなく、乾燥している状態だと、ニキビができやすくなったり、赤くかさついて粉が吹いた状態になったり、カミソリ負けを起こしやすくなったりと、いろんな肌トラブルの原因 になります。
そこで、水分をいつでも補っておくために、クリームなどの油分で肌の表面に油膜を張って、水分を逃がさないようなバリアを作るよりも、化粧“水”を塗って水分そのものを浸透させることを日々の習慣にしておきましょうね、っていうのが自分のスキンケアのだいたいの理屈です。
ただし、肌は身体の内側から生まれ変わってくるので、その内側のケアが大前提ですよ、と。
化粧水を始めとした化粧品っていうのは、肌の一番表面にある組織「角質層」までしか効果がない、角質層までしか影響があってはいけない作りになっているので、それより奥のケアは内側からするのがベストになります。
身体の内側からのケアがちゃんとできるようになると、化粧水を塗り忘れても平気なくらいにはなりますよ。
化粧水をスプレーした時の保湿力ってどうよ?
で、スプレータイプの化粧水って保湿って観点で見るとどうなのかってことを、ここから考えていきます。
あくまで「保湿」っていう機能性を見た時の話です(女性の場合はとメイク直しにはスプレータイプが有能なようなのです)。
一般的な化粧水は液状のものを手にすくったりコットンに取ったりして、それを肌に優しく押し当てる形で浸透させていきます。
なので、例えば手にすくったものを100とした時、その大部分が肌の上に載る&染みこむと考えていいでしょう。その場で蒸発していくのもあると思いますが、肌に接した分だけ保湿ができるワケです。
スプレーの場合はどうでしょうか?
仮にさっきと同じ100だけシューッとしたとしましょう。
ミスト状になった化粧水は、細かい粒々になって空気中を漂いながら肌に届きます。が、肌に届く前に床に落ちたり、当たるべき肌に当たらず空気中をさまよったりするものも出てきます。
肌の表面にも細かい粒々がくっついた状態になるだけです。
もしただスプレーしただけで終わらせてたら100あったうちのどのくらいが肌に浸透していくでしょうか。
と考えると、お手軽・時短目的でスプレータイプの化粧水を使うって、保湿するっていう目的から見ると、ちょっと不安が残ります。
その上で料金的なことも考えてみましょう。
一般的な液状の化粧水だと容器はただのボトルなので、その分だけのコストでOK。
スプレータイプの化粧水だと、スプレーの機構部分でプラスになりますし、ガス入りタイプのものだと封入するガスと専用のスチール容器もプラスになりますよね。
仮に全く同じ成分の中身だった場合、どっちがコスパに優れてるでしょうか?
保湿する、という機能性だけみた場合、どちらがその役目をしっかりと果たしうるでしょうか?
っていうところが個人的にすごく気になるワケであります、スプレータイプの化粧水。
脱毛した直後に化粧水をスプレーすると…
ここからは脱毛の話と絡めて、スプレータイプの化粧水について考えていきます。
脱毛の施術後は、肌が敏感になったり乾燥しやすくなったりすることがあります。
そういうリスクをできる限りゼロにするように、施術の中でスキンケアもするワケですが、お客様の方でもご自宅のケアをしておいてもらえると、よりリスクゼロに近づくことができます。
で、 脱毛の後に必要なことはとにかく「保湿」 なワケです。
化粧品って保湿はもちろんですが、「美白」とか「リフトアップ」とか「毛穴のひきしめ」とか「しわを薄くする」とかいろんな効果を期待して使うと思います、
でも 脱毛の後に必要なことはとにかく「保湿」 です。大事なことなので二回言いました。
脱毛直後の肌が敏感になるかもしれないことを考えると、余計な成分が入っていない純粋に保湿を目的として作られている化粧水をご自宅のケアでは使ってほしいなと。
ってことは、そんなに高いものじゃなくて十分OKなワケです。
そして確実に保湿ができるものがベストオブベストです。
ということは、ここまで見てきたように、スプレータイプの化粧水は脱毛後の保湿にはオススメできない、という結論に至ります。
めんどくさくて保湿しない、ってことももしかしたらあるかもしれません。
でも以前お伝えしたように、日々のスキンケアの積み重ねが次の脱毛の効果に反映されます。
だから重視すべきは、使いやすさとか利便性とかよりも、 ご自身で日々の確実な保湿を習慣にできるか 、っていう点です。
なので、お手頃な、しっかり保湿成分の入った液体の状態で使用する化粧水をぜひGETしてください。
しっかり保湿できる化粧水をGETしよう!
ということで、 保湿という機能だけを見たとき、スプレータイプの化粧水は心許なくないですか?普通の液状の化粧水の方がオススメですよ 、っていう内容でした。
スプレータイプの化粧水の機能自体を否定しているワケではないですからね。
特に脱毛の施術の後の保湿に使う場合は、スプレータイプより液状の方がいいですよ、って話です。
日常でスプレータイプの化粧水をよく使う方は、シュッとやった後、手のひらで包み込むように押さえてあげて、じわっとしみこませるようにすることをオススメしておきます。
どんな化粧水を選んだらいいか分からない方には、オススメも紹介しているのでチェックしてみてください。