Last Updated on 2020年4月22日 by tsushima
男性の肌の悩みについていろいろ調べていたところ、どうも「30代」っていう年代が肌に悩みやすいらしいことが分かりました。
ということで今回は、30代の男性ができるだけ年齢を感じさせず、キレイで丈夫で強い肌をキープするために必要な方法を解説していきます。
スキンケアでお悩みの30代の皆さん、これから30代に差し掛かろうとしている20代の皆さん、ぜひ参考にしてください。
男の肌が30代で節目を迎える理由
「男は30から」みたいなことがよく言われていますが、それはあながち間違いじゃないのかなと思います。
社会に出て20代で培った資金や経験でアグレッシブに行動できるのが30代ですよね。
が、残念なことに20代では確かにあった気力とか体力とかはどんどん衰えていくのも30代。
その辺りのバランスをうまく取れている人とそうじゃない人の差がハッキリしてくるのも30代かなと。
これは肌のコンディションにも同じことが言えるんじゃないかなと思います。
20代スキンケアに無頓着だった方は、30代になってから苦労することが多いはず。
ヒゲも20代で対策してなかった場合はいつの間にか濃くなっていたことに気づくのが30代でしょう。
30代ではそういういろんな変化=ダメージが目に見えた形で表れてきて、その後の40代50代に積み重なっていく過渡期です。
30代で行う様々なケアがその後の見た目の若さとかカッコよさとか見た目を左右すると言っても過言ではありません 。じゃあ具体的に何をどうすればいいのかについて、以下で解説していきます。
30代の男の肌は「身体の内側をキレイにする」ことから始める
肌をキレイに丈夫に強くキープしたいなら、まずはタバコを止めましょう。
イライラはタバコ吸うと落ち着くとか、口元が何となく寂しいからとか、愛煙家の方の主張も分からなくはないんですが、タバコはどう頑張っても 毒 なんですよね。
毒を身体に取り入れつつ肌をキレイにしたいー!というのは、どう頑張っても矛盾です。
肌は身体の内側からできてくるので、 身体の中をキレイにする・正常な状態に戻す(キープする)ことがスキンケアの基本 です。
30代に入ってからの5年後、10年後、20年後をぜひまじまじと考えて、タバコとどう付き合っていくかを決めることをオススメします。
タバコ以外で、30代からのスキンケアで大事になってくるのは、大きくはこの3つです。
「規則正しい生活リズム」「余計なモノを食べない、飲まない」「保湿と運動を習慣化する」
ごくごく当たり前に聞こえると思うんですが、意外とできてないんじゃないかなと思うんですよね。
逆にちゃんとできている人は、精度を上げていくだけでOKです。
では具体的に見ていきましょう。
規則正しい生活リズムは「睡眠」で作る
適切な睡眠時間の確保と、睡眠の質を上げることを徹底しましょう。
今30代の方って、時代的にも「努力してなんぼ」な世代なんじゃないかなと思います。
そしてまだギリギリ頑張れるかな?くらいのタイミングなんじゃないかなと。
ちょっと睡眠時間が短くても仕事できるし、楽しい飲み会はついつい時間オーバーしちゃうし、みたいな経験多々あると思うんですが、肌のことを考えるならこの辺りの睡眠不足の原因はできるだけ排除していきましょう。
睡眠と肌の状態が密接な関係にあるのは、睡眠中に分泌される成長ホルモンが肌の生まれ変わりに必要なものだからです。
睡眠不足になった分だけ、肌の生まれ変わりも阻害される 、ってことですね。なので、頑張って遊んだり仕事したりが続いてしまうと、肌はどんどん衰えていくことになるので、くれぐれも注意しましょう。
睡眠不足は目の下のクマの原因にもなり、年齢を重ねるとどんどん消えなくなって老けて見える原因にもなります。
また、睡眠不足でヒゲが濃くなることもあり、これも老けて見える原因です。
睡眠不足で起こるデメリットってかなり深刻なものがあるので、ぜひ対策しておきましょう。
睡眠の時間は人それぞれ違うので、必ず「◯時間寝なさい!」ということは断言できないんですが、健康状態をキープするために必要になる睡眠時間の平均は7時間程度と言われていますので、それを参考に、ご自身に合った睡眠時間を探してくださいね。
睡眠の質を上げるためには、この後お伝えする食事や運動も関係するんですが、体内時計のリセットをしていくことも必要になります。
人の身体には元々は、「朝起きて夜寝る」ように体内時計がセットされているんですが、生活が便利になりすぎたせいで昼も夜も起きていることができるようになってしまいました。
それが影響し、体内時計が狂って夜正常に眠気が来ず、不眠症になったりするワケです。
具体的にはこんな方法で体内時計はリセットされていきます。
・夜寝る2~3時間前にブルーライトを浴びない(ディスプレイの光を見つめない)
・朝起きたら日の光を浴びる(30分くらいがベスト)
・その日の一食目の食事は、炭水化物とタンパク質を意識して摂る
強い光は寝る前ではなく起きた後に浴びることで身体が朝を認識するようになります。
一食目の重ための食事も「これを食べるのが一食目、朝だよ」内臓に認識させることができます。
これで体内時計が少しずつリセットされて、夜にちゃんと眠れるようになるというワケです。
アラームとか睡眠導入剤とかいろいろ方法はあるんですが、睡眠の質を高めるにはこの体内時計のリセットの方が長期的に見て役に立つはずです。
体内時計をリセットして睡眠の質を高めることで、成長ホルモンの分泌が促進され、肌質は改善されていく
余計な飲食物は身体に摂り入れないように意識する
20代から30代にかけての食生活って、例えば飲み会とか接待とかでどうしても油モノとか肉類とかに偏りがちになるんじゃないかなと。
ですが、冒頭でもお伝えしたように、「肌は身体の内側から作られる」ので、 身体に余計なモノとか変なモノを摂り入れまくると、ダメージが必ず肌に現れます 。
できるだけキレイで丈夫で強い肌をキープしたいなら、30代からの食事には本気で気を付けましょう。
食事の量、飲酒の量、ともに自分に合った量をオーバーしないようにし、内臓に消化のための負担、余計なエネルギーを使わせないようにすることが大事です。
内臓、特に腸内環境の乱れは肌の状態に直結しています。
飲み過ぎ食べ過ぎはもちろん、忙しくて食べる暇なくて…みたいなこともできる限り避けましょう。
とは言え、食事について細かく言うとものすごく煩雑になってくるので、「特に食べちゃダメなモノ」をカンタンに解説しておきます。
NGな食事①揚げ物
⇒ 特にスーパーで売っている、揚げてから時間が経った揚げ物はOUTと考えましょう。揚げ油が酸化しているからです。酸化した油脂は肌荒れの原因です。飲食店の揚げ物も、油を数日間使いまわしていたりするのでオススメできません。揚げ物ってどうしても買いがち・頼みがちですが、30代以降の肌のためにもできる限り摂らないことをオススメします。
NGな食事②砂糖
⇒ 甘いものは肌荒れの元になることはだいたいの方が知っているかと思いますが、これは糖分が腸内環境を悪化させたり、肌の生まれ変わりに必要なタンパク質の供給を阻害したりすることがあるからです。かといって糖質制限は身体に悪いことが証明されていたりもするし、トレーニングで筋肉をつけたいなら糖質は必要になってくるので、完全ゼロにする必要はないと思います。既製品の甘いお菓子をよく食べる人は、生のフルーツを食べる習慣を身につけてみてはどうでしょうか?
逆にぜひ食べておくべきなのは野菜です。
野菜って意識しないとどうしても不足がちですが、各種ビタミンや食物繊維などの栄養素は腸内環境にプラスに作用します。
また、肌はたんぱく質でできているワケですから、良質なタンパク質を自分の身体が必要とする分だけ摂ることもオススメします。
自分の体重×1.5gを目安にしましょう。
鶏むね肉、卵もいいですが、いちいち調理するのが面倒な人は、プロテインパウダーでどうぞ。
自分はこれを定期的に買っています。味がほぼないので、一緒に写ってるピュアココア(無糖)を混ぜてます。
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飲み食べする量に気を付けて、酸化した油、砂糖の摂りすぎをできるだけ避けるようにできたら、肌質の改善はかなり見込める。
肌にプラスになる習慣を身につける
30代になり時間が経っていくと、20代までの気力体力が失われがちになるので、それを取り戻すための習慣を、ぜひ生活の中に組み込むことをオススメします。
具体的には、「保湿」と「運動」です。
保湿を毎日欠かさず行う
今30代の男性って、小さい頃にやっとメンズ専用の化粧品類のCMが流れ始めた世代なんじゃないかなと。
男も化粧品を使うんだ、みたいな記憶、ないでしょうか?
とは言えその当時からコツコツ保湿を続けてきてる人って、よっぽど肌のことに悩んでたり、肌に向き合ってきた方じゃないといないんじゃないかなとも思います。
今からでも遅くないので、顔は必ず、特にヒゲを剃った後は絶対に保湿する習慣を身につけてください。T字で剃っても電動シェーバーで剃ってもです。
その他乾燥が気になる部分、首筋やひじ、ひざ、デスクワークする方ならお尻なども、毎日保湿する習慣を身につけておくことをオススメします。
肌って何もしないとどんどん水分が飛んでいきます。
30代になると肌の保水力が低下するので、余計に乾燥しがちです。
肌は乾燥すると、シワやくすみの原因になりますし、目の下のクマが取れにくくなることもあります。
何の対策もしないまま乾燥が進むと、肌が茶色く硬化する色素沈着が起こったりも。
今30代の方で、かつてガングロ世代だった方は、当時の日サロのダメージに今かなり怯えているんじゃないかと思います。
日焼けのダメージをできる限りの範囲で回復させるのにも保湿が必要です。
先ほど解説していた「睡眠」と「食事」が改善できていれば、高い化粧品は必要ありません。
保湿に特化したシンプルな化粧品がオススメです。
また、「必要以上に肌の表面の皮脂を洗い流さない」ということも、保湿の一環として意識しておくと良いでしょう。
皮脂は元々肌を保湿する役目だったんですが、男性の場合は女性に比べると分泌量がそもそも多く、そのバランスが乱れるとニキビの原因になったりもして、それが敵対視されてきたところがありました。
でも適切な睡眠と、適切な食事ができていれば、皮脂の分泌も正常になるので、本来保湿に必要な適切な量に落ち着きます。
それをごそっと洗い流してしまうと、「これじゃ足りないんだ!」と身体が焦ってより多くの皮脂を出すことになって、肌荒れの原因になってしまうんですね。
男性モノの洗顔やボディソープってそういった「皮脂をごそっと洗い流す」ようなものが多いんですが、自分に合った洗浄力なのかどうかをチェックして使い続けるべきかどうかを判断しましょう。
身体の中がちゃんとキレイになっていれば、石けん類を使わなくてもいいくらいになることも、一応付け加えておきますね。
週に2~3回の運動の習慣を身につける
仕事に打ち込んできた30代の方だと、身体を動かす習慣も意識しないと少なくなりますよね。
最近は24時間制のマシンジムが増えてきたので、そういうのを活用するのも全然ありです。
キレイで丈夫で強い肌をキープするなら、ジムに通わなくても自宅でできるエクササイズを週に2~3回コツコツ続ければOKです。
運動の習慣は、心肺機能を高めて、血流を増加させ代謝を良くし、肌へスムーズに栄養を運ぶことを促します。
体型維持もできますし、テストステロンという筋肉の生成やチャレンジ精神に関わる男性ホルモンの分泌も促進させてくれます。
運動するかしないかは30代以降の見た目に大きな差を作ります。
ぜひコツコツと積み上げることをオススメします。
保湿と運動の習慣化がよりキレイで丈夫で強い肌をキープすることに役立つ
30代の男の肌は一生モノになる!
ということで、 30代の男性の肌は「睡眠」「食事」「保湿」「運動」をコントロールし直すことで、キレイに丈夫に強くキープすることができますよ! というお話でした。
とにかく「身体の内側をキレイにキープする」ことを意識してください。
こういう改善ができていくと、勝手に、
「集中力向上」「業績向上」「メンタルの安定」「体型の維持」「アンチエイジング」
といったメリットがプラスで付いてきます。
人生80年とか100年とか言われてきてる時代の30代って、まだ折り返してもいないワケですから、その先の長い人生のためにも「身体の内側をキレイにキープ」して肌を整えつつ、自分にプラスになる習慣を身につけていきましょう。