Last Updated on 2020年4月10日 by tsushima
『昔に比べて毛が濃くなった気がする』『脱毛に通っても全然効果出ない!』
と嘆いている男性、いませんか?
そんな人のために今回のブログを書きました。
特に、「ヒゲ・胸・腹・背・股間」の毛の濃さで悩み、脱毛をしている方は必見です!
脱毛の効果の出方には個人差がある
今の世の中技術が進んでいろんな脱毛の方式がありますが、どんな方式であっても効果を実感しにくい人は一定数います。
医療機関で行われているレーザー脱毛では少ないでしょうが、エステサロンで行われている光脱毛の場合、最初の2~3回で効果をハッキリ実感できる人はそれほど多くはありません。
特にヒゲ・胸・腹・背・股間の脱毛をする場合、個々人で効果が出る・出ないの差はかなり大きくなります。
10回以上通っていても全く変化がないなら、『アレ?』と思った方がいいかもしれません。
その原因としては、以下の4つが挙げられます。
・一定のペースで施術を受けていない
・マシンのパワーレベルが低すぎる
・肌に負担のかかるムダ毛処理をしている
・体質的に効きにくい
今回のブログは、この4つの原因の中で「身体の外側で起こる外的要因」と、「身体の内側にある要因」の主に「体質」に着目して、脱毛の効果が出にくくなる原因とその対策について解説をしていきます。
脱毛の効果が出ない外的要因について
まずは、身体の外側にある、脱毛の効果が出にくい外的要因について、3つカンタンにお伝えします。
要因①施術を受けるペースが乱れてる?
脱毛は一定のペースで継続して施術を受けることで、見た目でハッキリ分かる効果が出てきます。
光脱毛の場合、レーザー脱毛と比べるとマイルドな施術なので特に「一定のペース」が大事です。
サロンによって推奨されるペースは異なりますが、できるだけそれに合わせて通うのがベスト。
言い換えると、 一定のペースで通わないと効果はなかなか出にくい 、ということです。
いわゆる「ご利用は計画的に」ってヤツですね。
要因②マシンのパワー不足のせい?
脱毛マシンには使用する光や電気の出力に何段階かのレベルが設定されています。
そのレベルが低すぎると、効果がハッキリ出ないことがあります。
いつまで経っても目立った変化を感じられない場合は、サロンの担当者に問い合わせてみましょう。
ただし、アナタの身体の「光に対しての反応の強弱」や「肌の状態」によって、影響が出ないように弱く調節してくれてることもあります。
施術の影響を無視して強いレベルで処理すると肌トラブルの原因になるからです。
ご自分の肌に不安がある場合は、よく相談してどうするかを決めていきましょう。
要因③肌に負担のかかるムダ毛処理のせい?
肌に負担をかけ続けてムダ毛処理をしていると、その部分の毛が濃くなることがあります。
傷つけて出血したりするのはもちろん、赤くなってヒリヒリした状態を何の処置もせず放置したりしてると、その部分を守ろうとする身体の防衛本能によって、修復される時に血管が太く&強く再生されることがあります。
そうなると太く強くなった血管によって毛根に送られる栄養が増えるので、毛が太く強くなってしまうんです。
毛を抜いたり、肌に合わない除毛クリームを使ったりすると、こんな感じで肌にダメージが加わります。
カミソリで剃る時も、赤くなる・ヒリヒリする・かゆみが出る・血が出るような剃り方は早急に止めて、正しい方法で肌に負担をかけずに剃るようにしましょう。
脱毛の効果が出ない内的要因について
続いては、脱毛の効果が出にくい内的要因、体質のお話を。
要因④体質のせい?
どんな脱毛方式でも脱毛マシンを使っても、一定数効果が出にくい人はいます。
ここまで説明してきたこと以外の要因で言うと、その方の体質が原因になっている可能性もあります。
男性が特に脱毛したいと思う部位では、効果が出やすい・出にくいの差が人によって大きく変わります。
体毛の種類によって効果が出やすい・出にくいがある
そもそも体毛には2種類あるのを知ってましたか?
ばっくり言うと、思春期以降に生えるかどうかで2種類の毛に分かれます。
思春期に生える毛は性毛と呼ばれ、性ホルモンがその成長に関わる毛です。
脇毛や陰毛は男女ともに思春期以降生え、ヒゲ、胸、腹、背中の毛は男性にだけ生えるものです。
下の図の茶色が濃い部分に性毛は生えてきます。
人によっては茶色の薄い部分でも性毛が生えてくることがあります。
By user:Vsion and User:Slanta, SVG by user:Sjef – http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Human_body_features.png, http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Androgenic_hair.JPG, CC 表示-継承 3.0, Link
色のついていない部分の生まれつき生えてる毛、髪や眉毛、まつ毛、腕や脚の毛は無性毛と呼ばれます。
無性毛は脱毛の効果が出やすいです。
性毛は無性毛と比べると「太く」「密集している」のが特徴で、脱毛の効果が出る・出ないの個人差が非常に大きい毛です。
簡単に言えば、 性ホルモンの影響を強く受けている毛は脱毛の効果が出にくい ということです。
男性のヒゲ、胸、腹、背中、VIOの毛は男性ホルモンの影響を受けて生えていて、その影響が強ければ強いほど脱毛の効果が出にくい、と言えます。
全ては男性ホルモンのバランスが乱れるせい
じゃあその男性ホルモンって何なの?ってことを簡単に説明しておきます。
ちょっと専門的でややこしいいので、以下のだだだーっと書いたところは飛ばして、次の段落の「ものすごく簡単に言うと、~」から読み進めていってOKです。
男性ホルモンの一種「テストステロン」が、「5αリダクターゼ」という特定の酵素を結びついた時に、「ジヒドロテストステロン」という別の男性ホルモンができます。この一連の流れが性毛を太く強くする原因になっています。「ジヒドロテストステロン」が男性ホルモン受容体の「IGF-1」と結びつくと、毛根が活性化してヒゲをはじめとした性毛が増えます。
ものすごく簡単に言うと、 男性ホルモンのバランスが乱れて一方のホルモンが過剰に分泌されることが体毛が濃くなる原因 なんですね。
ちなみにこの一番の原因になっている「ジヒドロテストステロンができやすいかどうか」の差って、ほぼ遺伝で決まります。
なので、どれだけきっちり脱毛に通っても、どれだけ脱毛マシンのレベルを上げても、ジヒドロテストステロンが過剰に分泌されている人は、施術で毛根に与える刺激以上に性毛を生やす力が強くなっているので、その毛がなかなか「死なない」可能性がある、と言えます。
ということは逆に、「なぜジヒドロテストステロンが増えてしまうか」「増えないようにするにはどうしたらいいか」を分かっておけば、その過剰な分泌を防ぐことができ、脱毛の効果が出やすい体質にもなれる、ということになります。
原因と対策を詳しく解説していきましょう。
脱毛の効果と男性ホルモンの関係
まず、テストステロンとジヒドロテストステロンの関係を簡単に説明しておきます。
強力な男性ホルモンに気をつけろ!
テストステロンとジヒドロテストステロンは、お互いに反比例の関係にあります。
男性は以下の図のように、通常20代前半でテストステロンの分泌のピークを迎え、20代後半からは徐々にテストステロン量が減っていきます。
年齢以外にもいろんな原因でテストステロンが減ることがありますが、その減少を補うためにより作用の強いジヒドロテストステロンの分泌が促進されるようになります。
これを無視していると、ジヒドロテストステロンがどんどん増える環境ができあがってしまいます。
30歳前後でヒゲが濃くなる方が多いのはこのせいなんですね。
このことから結論として、「ジヒドロテストステロンを増やさない=テストステロンの量をキープする」ことが性毛を太く強くさせないためには必要であると言えます。
前置きが長くなりましたが、「テストステロンの量が減る=ジヒドロテストステロンが増える原因」とその対策をそれぞれ4つずつ、以下で解説していきます。
原因①睡眠不足や不規則な生活
睡眠不足だとテストステロンが減少します(2日の徹夜でテストステロンの分泌が止まるという報告も)。
テストステロンが減少すると、それを補うためにジヒドロテストステロンが反比例して増加します。
それが原因で性毛が濃くなりやすい環境ができてしまいます。
原因②タバコや過剰な飲酒
ニコチンやアルコールなど体外から侵入してきた毒素に反応にしてストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されます。
これが他のホルモンの分泌を阻害するので、そのせいでテストステロンが減ります。
残ったものをジヒドロテストステロンにして不足分を補おう!ということになるワケです。
その他にも、タバコやアルコールによってできるアセドアルデヒドという物質も、ジヒドロテストステロンの増加に関わっていると言われていますし、タバコのニコチンによる血管収縮作用でも血中のテストステロン量は減ります。
原因③ストレス(心身両方)
肉体的な疲労や精神的なストレスが過剰にかかると、脳は“危機的状況”と判断してその状況から身体を救いにかかります。
その時テストステロンよりも強い作用のあるジヒドロテストステロンを多く出そう!となるワケです。
原因④トレーニングのしすぎ
ランニングだったり筋トレだったりをして、身体のコンディションを整えようとする男性は多いと思います。
適切な運動はテストステロンを増やしてくれますが、休まずひたすら続けたり、ハードワークが多すぎたりすると、逆にテストステロンの量が減るという報告があります。
テストステロンが減ると、ジヒドロテストステロンの量でカバーしようとするので、性毛が増える原因になってしまいます。
他にもある男性ホルモンのバランスが乱れる原因
その他にも、
・肉(動物性たんぱく質)に偏った食生活、ネギ・にんにくなどのスタミナ料理が多い
・オナニー、セックス≒射精のし過ぎ
・闘争心や競争心を煽る言動
などが性毛を増やす原因になると言われています。
ただし、これは単にテストステロンが増える要因です。
テストステロンの量が十分であれば、基本的にはジヒドロテストステロンが多くなることはありません。
何かのきっかけで5αリダクターゼと結びつくキッカケができてしまうと、相対的にジヒドロテストステロンが増えます。
なので、この辺りの食生活・性生活などに心当たりがある人は、上に挙げた4つのポイントも併せて気を付けてみましょう。
脱毛の効果を上げる体質改善対策4選
要は、テストステロンの量を減らさないこと、5αリダクターゼと結びつけないことが性毛を余計に太く強くさせない体質になるために必要ということですね。
その方法は以下の4つです。
対策①規則正しい生活
睡眠不足がとにかく大敵なので、規則正しい生活を心がけましょう。
ただ例えば「早起きは身体にいい」「朝昼晩三食食べるのが健康的」のような昔から言われてきたことって、現代科学では否定されつつあります。
一番元気に活動できる時間帯も、必要な食事量も睡眠時間も、人それぞれバラバラです。
普通に考えたらそりゃ当たり前ですよね。
だから、大事にすべきは「自分の身体にとって何がベストな生活習慣なのか」を知ることです。
身体を無視した生活をしないように心がけましょう。
対策②ストレス解消
肉体的な疲労も精神的なストレスも、どちらもジヒドロテストステロンが多くなる原因です。
完全に取り去ることができないとしても、日々のストレスをため込まないような工夫って必要です。
いっつもずーんと落ち込んで生きるより、何か楽しいことに触れてた方がいいですよね!
対策③肉に偏らない食生活、植物性たんぱく質も
テストステロンの量をキープするための食生活で意識すべきことは、「イソフラボン」、要は大豆製品です。
イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをして、テストステロンの量を一定に保ってくれます。
また、ミネラルの一種「亜鉛」は5αリダクターゼの働きを抑えてくれるので、ジヒドロテストステロンができにくい体内環境を作ってくれます。
亜鉛単体では身体に吸収されにくいので、ビタミンCやB6と一緒に摂り入れるようにしましょう。
つまりはバランスの取れた食生活が大事ということです。
対策④何でもヤりすぎない
トレーニングはもちろん、オナニーやセックス(≒射精)のしすぎはテストステロンの低下を招きます。
特にトレーニングで減ったテストステロンは、3か月トレーニングを止めた状態でやっと元の量に回復するくらいのダメージを受けます。
ここも適度に、自分に合った方法で楽しむのがいいということですね。
脱毛の効果が出る体質になると魅力も上がる?
ということで、脱毛にきっちり通っているのに効果が出にくい原因について、主に男性の体質面の原因と対策について解説をしました。
男性ホルモンのバランスをキープするのは、いわゆる「男男した生活」をしてるとなかなか難しいことにはなります。
テストステロンはカンタンに言うと「男性の魅力を上げる」ホルモンです。
逆にジヒドロテストステロンは魅力を下げるホルモンだと考えてOK。
どちらも必要だから身体にあるワケですが、バランスを保てないと痛い目を見ますよ、ということです。
テストステロンの量をキープすることは、モチベーションやチャレンジ精神のキープに密接に関係してますし、30代以降の肌つやや頭髪のキープにも役立つし、出会いや性生活の質の向上にも関わる重要なことなんです。
脱毛して、自分磨きを目指している男性にはぜひ知っておいて欲しい知識ということで、まとめてみました。
ぜひ役に立ててもらえたらと思います。