Last Updated on 2019年6月10日 by tsushima
人は誰でも、大なり小なり『肌キレイだね!』って言われたい、美肌・モテ肌に対する欲求を持っています。
それに応えるために、世の中にはたくさんの商品、サービス、情報が溢れています。
そのお陰で「白くてキメの細かい」肌になることは、ちょっと前に比べたらすごくカンタンになったんじゃないかと思います。
が、残念なことにただ単に「白くてキメの細かい」肌に見えるだけの 「見せかけ美肌」 な状態な人も増えてきているんじゃないかなと。
「見せかけ美肌」だと、やはり文字通り「見せかけ」なので、常にスキンケアに気を抜けませんし、ちょっとした弾みで肌の調子がガクッと落ちてしまう可能性も大です。
そんな「見せかけ美肌」になってしまうのは何故か、どうすれば 「白くてキメの細かい」「丈夫で健康的」な本当の意味での美肌 になれるのか、男性の肌をひたすら見てきたこれまでの経験と、自分でやっている対策を踏まえて解説していきます。
実は自分の肌に自信を持てなかった男性の皆さん、ぜひ参考にしてください。
見せかけ美肌になってしまう理由
早速「見せかけ美肌」になってしまう原因からお伝えしていきます。
ここからの話は大前提として、
「肌の状態はその人の体質によって個人差がある」「ここで紹介する原因・対策が当てはまらないこともある」
というを踏まえて読み進めていってください。
理由1: 腸内環境が良くない
肌の状態は腸内環境とほぼイコール だと考えてもらえると、すごく分かりやすいと思います。食べて吸収された栄養が運ばれる過程がその理由です。
消化器官である腸に栄養が先に運ばれるのはパッと考えれば分かるんですが、肌への栄養補給は実は優先度が低くて一番最後に届くような仕組みになっています。
なので、腸(≒腸内環境)が悪い=栄養が届いてないと、肌にも栄養が届かない=肌が荒れる、ってことになります。
荒れるほどではないものの、 乾燥したりくすんだりするのは、慢性的に腸内環境が良くない可能性 が考えられます。
パッと見でキレイなように見えても、例えば真冬になると赤みが出て乾燥しまくったりする方、腸内環境の見直しが必要かもしれません。
逆に言うと、 腸内環境を正常に整えてあげると、自然と肌質は改善される ってことでもあります。
腸内環境を整えると免疫力も上がるので、体調が良くなるし、風邪を引きにくくもなるし、メンタルすらも安定していきます。
肌もいい状態を最小限の手間だけでキープできるようになります。
理由2: 化粧品に頼りきっている
肌がキレイかどうかは腸内環境に依るところが非常に大きいので、身体の内側からケアも非常に大事になります。
なので 元々の肌の弱さは、肌の外側からのケアだけではきちんと補うことはできない と思ってもらった方が良いと思っています。
もちろん紫外線対策は肌の外側からするのが間違いなく効果的ですし、保湿だって日々の習慣にした方がよりいい状態の肌をキープできることができます。
ただ、それはあくまでも身体の内側からのケアがちゃんとできていることが前提です。
内側からのケアができていないのに外側からだけのケアに終始してしまうと、例えば、
・ぱっと見キレイだけど触るとカサカサしてる
・たくさんケアしてるのに毛穴がいつまでも目立つ
・ちょっとでもスキンケアをしなかったりサプリを飲まなかったりするとすぐ肌が荒れる
みたいなことが起きます。心当たりのある方、いるんじゃないでしょうか?
化粧品に頼り切っていると、手間がかかるしお金もかかるし、果てしなく依存してしまうことになりかねません。
コスメ好き、サプリ好きな方ならそれでもいいでしょうが…
理由3: 食べ過ぎ・飲みすぎ・タバコ
その他、さっきの腸内環境の話にもつながりますが、 内臓に負担がかかるような生活習慣 を送ってる場合、「見せかけ美肌」になる可能性がかなりあると思ってもらっていいと思います。
必要以上に食べてたり、お酒を飲んでたりしまくってると、消化不良を起こして内臓がどんどん疲弊していきます。
喫煙が健康に良くないのはもう常識ですが、身体の内側が汚れていくのは肌の状態にも確実に影響します。
理由4: 睡眠不足
睡眠の質が肌の状態に直結しているのは、以前もブログでお伝えしました。
睡眠が足りていないと、肌の健康に必要な成長ホルモンの分泌が阻害されます 。そのせいで肌の生まれ変わりがどんどん鈍くなっていき、肌の透明感が失われて、ハリもキメも衰えて、青白くくすんでいきます。
社畜のイメージを思い出してください。
パッと見で不健康そうな印象が強烈にあるので、営業職や接客業の方はどんなに忙しくても睡眠時間の確保は意識しておくことをオススメします。
脱・見せかけ美肌のためのノウハウはこれ!
では「見せかけ美肌」ではなく、ガチで「丈夫で健康的」な肌になるためにはどうしたらいいかをお伝えしていきます。
結論から言うと、ここまでで紹介したことの逆のことをやっていけばOKってことになります。
改善ノウハウ1: 腸内環境を正常な状態に戻していく・キープする
腸内環境を正常に、ってどうすればいいのかなんですが、
・発酵食品を摂る
・食物繊維を摂る
・食べ過ぎない
・お腹を冷やさない
・適度な運動をする
・水分補給を意識する
ここら辺を心がけていくと結構改善されやすいと思います。
自分の場合は、食事の改善が一番効いたんじゃないかと思っていて、起きて一食目(≠朝食)はヨーグルトと果物を必ず食べるようにしています。
ヨーグルトも果物も、できるだけいろんな種類のものを選ぶようにしました。食品っていろんな種類のを摂ることで、色んな腸内細菌のエサができるので、その分腸内環境が良くなっていくって仕組みですね。
食事の回数も変えました。一日ほぼ1.5食くらいで済ませています。
いわゆる普通の生活をしている人だと、一日3食がっつり食べるってカロリーもそもそもの絶対量もオーバーになってるってことが多いんです。
朝からガッツリ食べすぎると寝起きの内臓の負担になるし、消化しきれていないうちに昼になって、さらに追加で消化する必要が出ます。
そのお陰で消化にエネルギーを使いまくることになるし、血糖値も急上昇するので、耐えきれない眠気に襲われて仕事や勉強の効率や集中力を下げることにも。
この辺りのことに心当たりのある方は、食事の量か回数か、どちらかのコントロールをしてみることをオススメします。
改善ノウハウ2: 良質な睡眠を確保する
睡眠不足は肌を根本から弱めます 。ハリやキメの良さが失われて「見せかけ美肌」になりやすくなるだけではなく、ニキビ・吹き出物の原因にもなり、カミソリ負けを起こしやすくもなります。
睡眠の質が落ちるとメンタルも不安定になりますし、大事なことを先延ばししがちになったり、集中力が落ちたり、免疫も下がって体調を崩しやすくもなります。
男性の場合は徹夜を2日続けると、テストステロンという男性ホルモンの分泌がストップして、筋肉が落ちていったりヒゲが濃くなったりと身体の機能も衰えていくリスクがあります。
睡眠不足は百害あって一利なしなので、ぜひ改善していきましょう。
改善ノウハウ3: 化粧品やサプリメントに頼らない
ここまでの「腸内環境の改善」と「睡眠の質の向上」がちゃんとできるようになったら、化粧品とかサプリとかに頼りっきりになることはほぼなくなると思います。
肌が自らの力で水分をキープするようになるし、生まれ変わりも正常に機能するのでしみとかくすみとかもかなり軽減されるでしょうし、毛穴も少しずつ小さく閉じていくようになると思います。
キメもハリも出て、透明感も出てくるはずです。
ここまでの「身体の内側からのケア」が7割くらいで、残りの3割くらいを「外側からのケア」として化粧品やサプリで補う、って形が「見せかけ美肌」改善のためには有効かなと思います。
「白くてキメの細かい」だけの見せかけ美肌は、外側からしかケアをしないことが主な原因で起こります。「丈夫で健康的」な肌にするためには、やはり「身体の内側からのケア」を重視していく必要があります。
若いうちは見せかけでもいいかもしれません、が…
『いやでも、高い化粧品ちゃんと使えば肌ある程度キレイになるでしょ』
『別に食事とか気にしてないけど、肌キレイって言われるよ?』
という方も若い方にはいるかと思います。
若いうちはそれで全然イケると思います。
でも年齢を重ねていくと、化粧品だけじゃどうにもならない 「老い」のダメージも肌に加わってくる んです。
偏った食生活とか睡眠不足とかはもちろんなんですが、紫外線とかメンタルのストレスとか、砂糖の摂りすぎとか、そういうのもですね。
何もしてないと男性ホルモンのバランスも一気に変わって、一気に見た目の老いが加速します。
若い頃の生活習慣が乱れてれば乱れてるほどダメージの蓄積が後からドーン!と来ます。
かつての「ガングロ」世代の今を見てもらえたら納得してもらえるんじゃないかと思います。
で、「老い」のダメージを最小限に抑えるためには、「外側からのケア」だけじゃ全然足りなくて、「身体の内側からのケア」にちゃんと重きを置いて、身体の中身をできるだけできるだけ正常&清浄にキープしておくことをオススメします。
身体の奥底からちゃんと美肌になろう
ということで、 「白くてキメの細かい」だけの見せかけ美肌を改善して「丈夫で健康的」な本当の意味での美肌になるためには、「身体の内側からのケア」を重視しましょう 、という話でした。
自分の場合、元々肌がかなり弱くて、メンズコスメのメントールで肌が真っ赤になったり、T字カミソリでいつもカミソリ負けしたり、睡眠不足と過労でほおがアンパンマンみたいになったり、それはもういろいろ大変でした。
今もまだ完璧にそういう弱さって改善はできていないんですが、今ある程度見た目をキープできてるのは、お肌の曲がり角に差しかかったタイミングでちょうど体質改善を始めたのがすごく効いてるんじゃないかなと思います。
食事とか睡眠とか重視で、使う化粧品はワンコインの化粧水メインで、冬にはクリームを併用、夏の強い日差しには日焼け止め。不足になりがちなタンパク質はプロテインパウダー、その他の栄養素はサプリで「補う」って感じでやってます。
「身体の内側からのケア」をちゃんと意識すれば、それだけでも全然OKになれるはずです。
とは言え冒頭でもお伝えしましたが、肌質は個人の体質の差によっていろいろあるので、そこはご自分の身体と相談しながらで。