Last Updated on 2019年8月10日 by tsushima
『メンズ脱毛始めたいんだけど、どのくらいの期間かかるの?』『何回通ったら終わる?』
という疑問、脱毛を始めようと思ったら必ず思い浮かぶと思います。
今回はこの脱毛あるあるな質問に改めて回答、解説をしていきます。
脱毛検討中の男性の皆さん、ぜひ参考にしてください。
なお、今回は一般的に普及しており、男性でも始めやすい「光脱毛」についての話をしていきます。その他の脱毛方式については必要以上には言及しませんので、ご了承ください。
メンズ脱毛が終わる回数に答えはない
最初に答えをお伝えしますね。
「人それぞれなので、一様にお答えすることはできません」
これが、光脱毛で男性が脱毛する場合に何回かかるのか?に対する答えです。
そうなんです、全然答えになっていないんです。
でもこれが最も正確な答えであるとも言えます。
ちなみに、あくまで大まかな目安ということでは脱毛が終わる=毛が生えてこなくなるまでに何回かかるかはお伝えできます。
とは言えそれも各脱毛サロンが使用しているマシンによってバラバラではあります。
あくまでも大まかな平均の目安であり、アナタ自身にそれがまるっきり当てはまるものではない、ということを前提にしてここからは読み進めていってください。
ウチのサロンでの光脱毛の場合、首から上と下で脱毛が終わるまでにかかる回数が違いますと、お伝えしています。
首から上=ヒゲ 15~20回 / 首から下の体毛 10回前後
これが「毛がほとんど生えてこなくなるまで」のあくまで大まかな平均の目安だと言われています。
あくまで目安なので、これよりも短い回数で終わる方もいれば、長くかかる方ももちろんいます。
何故このような「あくまで大まかな平均の目安」しか言えないのか、について以下でより詳しく解説をしていきます。
終わる回数に答えがない5つの理由
光脱毛により男性の脱毛が何回で終わるか、明確な答えが出せない理由は大まかに5つあると考えてください。
理由その1「光脱毛では毛根は破壊できないから」
レーザー脱毛やニードル脱毛と違い、 光脱毛は一度の施術で毛根部分の毛を生やす組織を破壊する=毛を生やさなくする状態にすることができません 。
これは医師法という法律で定められています。
逆に言うと、光脱毛の一度の施術で毛が生えてこない状態=毛根の組織を破壊する、という結果が出てしまった場合は 法律違反 になってしまいます。
その分光脱毛では、あくまで毛を生やす力を抑える、あるいは弱らせる施術になります。
一定のペースで通って施術を受け続けることで、毛根の組織の力が限りなく弱くなり、毛がほとんど生えてこなくなる状態にすることはできるでしょう。
なので、光脱毛を受ける場合は、1回で毛が生えてこない状態にはならないし、ある程度の回数施術をこなさないとハッキリと目で見て分かる効果は実感できない、と思ってもらった方が間違いありません。
そしてこの「ある程度の施術回数」というのが、人それぞれ、そして部位ごとに異なるんですね。
もう少し具体的に言うと、人それぞれ、そして部位ごとに毛根の強さが異なります。
このような理由から『アナタの脱毛は◯回で終わります』という明確な答えが出せないんです。
ハッキリ断言しているところは、それはそれで大丈夫なの?と個人的には思うくらいです。
理由その2「光脱毛の効果は男性ホルモンに影響されやすいから」
男性の脱毛では、効果の出方は 施術を受ける方の2種類の男性ホルモンのバランスによって最も大きく左右されやすくなっています 。
この男性ホルモンのバランスは、具体的には毛根の毛を生やす力、その強さ、しぶとさに影響します。
男性のホルモンバランスは、遺伝や年齢、体調などによって決まるため、まさに千差万別です。
そしてこれはその方のパッと見の印象では、ハッキリ分析することができない要素でもあります。
脱毛の効果云々について言うと、一回施術をしてみて何となくわかるかな?くらいの感じです。
このようにパッと見で分からない要素が関係しているため、ハッキリ◯回で終わりますと断じることが難しいんです。
理由その3「肌の色によって効果が左右されるから」
光脱毛で扱う光線の性質として、「色の濃いものに反応し熱に変わる」というものがあります。
特に問題なく効果が出る脱毛の施術では、この光のエネルギーは照射範囲の中の最も濃い色=毛の黒に反応します。
その分毛、具体的には毛根の部分に光のエネルギーが集中し、分かりやすい効果につながる、という仕組みです。
が、肌の色が普通じゃない状態、例えばカミソリ負けで赤くなっていたり、日焼けをして黒くなっていたり、あるいは色素沈着によってより濃くなっていたりすると、本来毛にだけ集中するはずだった光のエネルギーが肌の方にも分散してしまうことになります。
エネルギーが分散してしまうので、その分毛根へのエネルギーが足りずに効果が出にくくなることも。
肌の色は、これも人それぞれ千差万別です。
よって、具体的に◯回で終わりますよ、と言うことができないんです。
理由その4「施術を受けるペースも効果に影響するから」
光脱毛では、施術を受ける間隔も効果に影響します 。特に初期段階で一定のペースで通い続けることは、その後の効果の出方に関わる意外と重要な要素です。
施術を受けるペースが大事な理由は、毛が生え変わり最も勢いよく成長しているタイミングで施術を受けることが最大の効果につながるからです。
通うペースが乱れてそのタイミングを逃すと効果が出にくくなるリスクが高まります。
その分コツコツ通える余裕のある方にとってはプラスです。
が、例えばお仕事が毎日忙しく、30分でも1時間でも脱毛のために時間を確保するのが難しい!という方にとってはマイナスに働く=効果が出ず、平均よりも長くかかるリスクがある、ということにもなります。
個々のご都合により通うペースが一定じゃなくなってしまう可能性もあるので、脱毛が終わるまでの回数を明言できない、ともいえるワケです。
理由その5「マシンの出力レベルも人によって異なるから」
光脱毛で扱うマシンの多くは、その光の強さ=出力レベルを数段階に調整することが可能です。
ほとんどの場合、脱毛開始当初は弱めのレベルでスタートし、少しずつレベルを上げていく形になります。
で、このレベルの上げ幅が、人それぞれに異なるワケです。
それは、「その方の肌の状態」「体調面」「毛の無くなり具合」などによって、これもまた人それぞれ変える必要があることが理由です。
全ての方に対し同じような効果が出るようにすることが大事ではありますが、現実問題として同じレベルで思いっきり痛く感じる方もいれば、全然平気で寝たまま起きない方もいるので、個々の調整は不可欠です。
よって、人それぞれに経過も変わるため、◯回で終わりますとは言えないのです。
メンズ脱毛、何回で終わるかには個人差がある
ということで、 男性の脱毛の効果は「法律上の問題」で縛りがある上、「ホルモンバランス」「肌の色」「通うペース」「マシンのレベル」などによって影響され、人それぞれ終わるまでの回数に差がある! というお話でした。
これから脱毛を始めようとする方にとっては、雲をつかむような話で恐縮なんですが、これが実際最も正確な答えだと思ってもらえたらと思います。
言い換えると、「ホルモンバランスをできる限り正常に整える」「肌を健康な状態に保つ」「通うペースをできる限り一定にする」ことで、「マシンのレベル」を効果が出やすい幅で上げていくことができ、平均的な範囲でハッキリした効果を実感することができるようになる、と言うこともできます。
なので、
・現在30歳前後で、ここ最近急にヒゲが濃くなった感覚がある方
・ムダ毛を自分で抜いてる、剃ってる方でその処理後にスキンケアをほぼしてこなかった方
・仕事が忙しくて自分の自由な時間が少ない方
こんな方たちは脱毛を始める場合は平均以上の回数がかかる覚悟が必要になるかもしれませんし、逆に、
・二十歳前後の方
・30歳を過ぎても特にヒゲが濃くなった感覚がない方
・スキンケアはバッチリ毎日の習慣になっている方
・仕事でも学校でも、自分の時間をある程度自由に確保できる方
こんな方は、脱毛を始めたらある程度早い段階で目で見てハッキリ分かる効果が出ると期待してもらってもらえたらいいのではないかと思います。