Last Updated on 2019年9月15日 by tsushima
今回は「脱毛し始めたら日焼けは絶対NG」な理由についての解説です。
日焼けを含め、色素沈着やケロイド、タトゥーなどで肌の色が濃くなっていると、脱毛をお断りをする場合は多いです。
せっかくコツコツ積み上げてきた効果を一回の日焼けでムダにしないように、ぜひ参考にしてください。
「日焼けは肌へのダメージ」だと認識しよう
夏の日焼けをステータスに感じている男性は多いと思います。
が、 肌をキレイに丈夫にキープして、なおかつ年齢を重ねても老けて見られたくないなら、今すぐに日焼けを止める ことを強くオススメします。
日焼けは紫外線で肌にダメージが加わり、それが原因でメラニン色素が増加している症状 だからです。年齢が若いうちや、日焼け後のスキンケアを適切に行うと、正常に肌が生まれ変わって増えたメラニン色素が排出されて、肌はほぼ元の状態に戻ります。
が、年齢を重ねるごとに紫外線のダメージは蓄積していきますし、スキンケアをせず放置すると肌はきちんと生まれ変わりを行うことができなくなります。
結果として、5年後、10年後に肌にシミやシワとなって跡が残ったりしてしまうワケです。
このように肌が衰える=老化するのは、ほとんどがこの紫外線によるダメージのせいだと言われています。
脱毛するしないにかかわらず、肌のためを考えて日焼けは可能な限り避けるようにするのがベストだと言えます。
日焼けで脱毛の効果が出なくなるのはなぜ?
このように 日焼けは肌にダメージを加える行為 です。
日焼けをはじめ、色素沈着やケロイドなどが原因で肌が正常に生まれ変わることができず色が濃くなってしまうと、脱毛の効果が十分に発揮されないことがあります。
これは光の性質が原因です。
光は濃い色に吸収されやすく、吸収された分だけ熱に変わる性質があります。
光脱毛やレーザー脱毛に使われる光は、瞬間的に照射される強いものです。
光が当たった瞬間、普通の肌なら色が濃いのは毛だけなので、そこに光のエネルギーが集中しハッキリとした脱毛の効果につながります。
が、日焼けをはじめとした色が濃くなっている肌では、光のエネルギーが肌にも分散してしまいます。
そのせいで適切なエネルギーが毛に加わらなくなり、脱毛の効果がハッキリと出なくなってしまうワケです。
また、分散したエネルギーのせいで肌に熱が余計に加わることにもなり、 最悪火傷などの肌トラブルの原因 にもなってしまいます。
このような理由で、日焼けと脱毛は非常に相性が良くないんですね。
肌の色が極端に濃くなりすぎていると、そもそも脱毛の施術が不可能だと判断されることもあります。
最近は日焼けしている肌でも施術OKな脱毛技術もありますが、個人的には肌にダメージが加わっている状態では、どんな方式の脱毛もオススメしません。
日焼けを徹底的に避けるか、日焼けしてしまったら脱毛を受けずにひたすら肌の回復に専念するか、どちらかを選ばないといけません。
脱毛の効果をしっかり実感するための3大日焼け対策
夏が終わって秋から冬にかけては、次の夏に向けての最適な脱毛シーズンだと言えます。
でももし、その年のうちに真っ黒に日焼けしてしまっていたら、脱毛を始めるに始められません。
どうしたらいいでしょうか?
ということで、ここからは日焼けしてしまった方、または日焼けは避けたいけどどうしても日中の外出が多くなってしまう方向けの「日焼け対策」をお伝えします。
①日焼け止めを使う
これは日焼けする前の対策ですが、日焼けを防ぐためには日焼け止めを使うのが最も有効な手段です。
外出の機会が多い方は顔、手や腕、首周りなどにしっかりと日焼け止めを塗っておきましょう。
ただし、肌質によっては日焼け止めが合わない場合もあるので、いろいろ試してみるのがベスト。
個人的なオススメはこちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01BM1UQTU/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_tKJFDbWRFGWRZ – Amazonより
ちなみにですが、最近流行りの「飲む日焼け止め」は効果が本当に出るのかどうかアヤシイそうです。
おとなしく塗るタイプのものを使いましょう。
参考:『【飲む日焼け止め】は実質的に効果なし!?衝撃的な実測SPFと広告上の問題点について』- かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやきより
https://ameblo.jp/rik01194/entry-12464356350.html
②冷やして保湿
もし多少なりとも日焼けしたなと感じたら、徹底的な「冷却」と「保湿」をしましょう。
日焼けは火傷に似ています。
赤くなるのは熱が加わるからなんですが、そのままにしておくと肌からどんどん水分が飛んで乾燥しやすくなっていきます。
日焼けしたまま放置すると肌がヒリヒリ痛くなるのは、このせいです。
赤くなっている部分はしっかりと冷やしつつ、しっかり保湿も行いましょう。
冷やすのに使うのは、冷感ジェルのような「冷たく感じる」ものではなく、物理的に冷たいもの、例えば「冷たく冷やした濡れタオル」や「保冷剤」などがベストです。
保湿には、刺激の少ないシンプルな成分の化粧水とクリームを併用することをオススメします。
③刺激を加えない
これも日焼けした後の話ですが、日焼けしている部分には余計な刺激を加えないように意識することが大事です。
すでに紫外線で刺激を受けた分敏感になっているところに、さらに余計な刺激が加わるとその部分がシミや跡になって残ってしまう可能性があります。
例えば…
・タオルでゴシゴシこする
・間違ったシェービングをする
・傷をつける
・さらに日焼けをする
・塗ったら染みる化粧品を使い続ける
こんな行為は肌を汚くしたり、実年齢以上に老けて見られたりする原因になります。
刺激を避け、先ほどの「冷却と保湿」をただひたすら続けていきましょう。
肌をキレイに丈夫に保つためのスキンケアは、一朝一夕には成り立ちません。
少なくとも保湿は毎日の習慣にすることをオススメします。
脱毛の効果と将来の美肌のための日焼け対策を
ということで、 日焼けは肌へのダメージになるので脱毛との相性が悪いし、そのままにしておくと将来的に老けて見られる原因になるから、きちんと対策をしておきましょう! というお話でした。
ウチのサロンには幅広い年代のお客様がいらっしゃいますが、30代以降の方で日焼けしてたかどうか、スキンケアを徹底してきたかどうかの差は、パッと見で分かることが多いです。
今の10代、20代の皆さんには、このブログを参考にしてできるだけ日焼けをしない、日焼けしても徹底的に対策することで、将来的な肌の老化をぜひ防いでほしいなと思います。
同時に、脱毛を受けるに当たっても、短期間で効率よく効果を実感できるようになってもらえたら非常にうれしいです。
ウチのサロンでは、こんな風にスキンケアにも力を入れてお客様をサポートしています。
ムダ毛のことだけではなく、肌のことでもぜひぜひ頼ってもらえたらと思います。