Last Updated on 2019年9月8日 by tsushima
メンズ脱毛の一番人気と言えば、やはり「ヒゲ」でしょう。
3~4年前に比べてメンズ脱毛サロンの数もかなり増え、脱毛に一歩踏み出しやすい環境にもなりました。
今回は、ヒゲの脱毛を始めたい方向けに、押さえておくべきポイントと、料金の相場についてお伝えしていきます。
『とりあえずヒゲから脱毛を始めてみたい』という方はぜひ参考にしてください。
ヒゲの脱毛は期間が長くなることが多い
ヒゲの脱毛を始める前に、ぜひ頭に入れておくべきことがあります。
男性のヒゲは体毛の中でもしぶとい部類に入り、脱毛の効果がハッキリ目に見えて出るまでには期間が長くなることがほとんどだという点です。
一本残らず全部キレイになくすまでには数年かかることもある と思って始めた方がいいでしょう。脱毛の方式はいろいろあって、それぞれで効果がハッキリ出る=実感できるまでの期間が異なるんですが、肌に安全な出力で施術をしたとして、「ヒゲが完全になくなった!」と思えるまでレーザーで2年、光だと4年前後かかることがあります。
もちろん個人差がありますし、各サロンの使用する脱毛マシン、施術の進め方によっても効果の出方は異なるので、 この限りではない ことをお断りしておきます。
また、「完全に隅から隅までヒゲがなくなる」とまでいかずとも、例えば「ヒゲ剃りがものすごく楽になる」あるいは「毎日肌荒れに悩まされなくなる」といったレベルであれば、ここまで時間がかからずに到達することができるはずです。
ヒゲが原因になっている悩みを減らしたり気にならなくするためなら、ある程度早い段階で脱毛の効果として実感もできるはずです。
もしアナタが全てのことに完ぺきを求めたいタイプなら、ぜひ腰を据えてヒゲの脱毛に臨みましょう。
ヒゲの脱毛は30手前で始めるべき理由
ヒゲの脱毛は、男性の脱毛の中でも特に個人差が大きいんですが、それはその方の男性ホルモンのバランスが強く影響しているからです。
と言ってもホルモンバランスなんてパッとは分からないと思うので、分かりやすい指標をお伝えしておきましょう。
それは 年齢 です。
男性は30歳前後で男性ホルモンのバランスが変化する方が多いんですが、 早くハッキリ効果が出るかどうかの境い目が、その30歳前後にある と思ってもらえたら分かりやすいです。
そのボーダーラインを越す前にヒゲの脱毛をしたら効果は早い段階でハッキリと実感できることが多く、ボーダーラインを越してしまった後なら時間がかかる覚悟をしておいた方がいいでしょう。
『じゃあ自分はもう30歳を完全に越してるからダメか…』と思っている方、安心してください。対策はできます。
詳しくはこちらから確認してくださいね。
レーザー脱毛と光脱毛、どちらを選ぶか問題
現在メンズ脱毛の方式で2大トップと言えるのが、「レーザー脱毛」と「光脱毛」です。
非常によく似たメカニズムの脱毛なので、どれを選ぶべきか迷う方もいると思います。
今回はその選ぶ基準をカンタンに解説していきますね。
レーザー脱毛と光脱毛では、それぞれこんな違いがあります。
効果の出方 | 刺激の強さ | 料金の水準 | |
レーザー | 早い段階でハッキリ分かる | 痛い(麻酔を使うところもある) | 高い |
光 | 一定のペースで繰り返して初めてハッキリ分かってくる | 光ほど痛くない | 安い |
アナタはどちらがいいと感じましたか?
ちなみに、もう一つ有名な脱毛方式として挙げられるものに「ニードル脱毛」があります。
これはいわゆる「永久脱毛」と謳える方式としてほぼ完ぺきな脱毛ができますが、毛1本ずつ=毛穴一つ一つに対しての施術になるため、毛穴の数だけ時間がかかる、刺激を強く感じやすい、料金が高めというところがネックになります。
この辺り、本当にたくさん選ぶ基準があります。
大事なことはご自身の希望に沿ってどの方式で脱毛を始めるかなので、ぜひアナタ自身の感覚を信じて決めましょう。
ヒゲ脱毛のメリット、デメリットについて
ヒゲの脱毛を始めるに当たって、得られるデメリットと遭遇するかもしれないデメリットについても解説していきます。
物事を判断するときは両極のことを見ておくと、より自分にとって正しい判断ができるようになるからです。
まずはデメリットからいきましょう。
ヒゲ脱毛のデメリットとは
先ほどヒゲの脱毛は「時間がかかる」とお伝えしていましたが、体質=ホルモンバランスによっては 「完全になくすまでに時間がかかる」ことが多い ことをまず覚えておきましょう。
デメリット「痛い」
続いて挙げられるデメリットは、やはり「痛い」ことでしょう。
レーザー脱毛も光脱毛も特殊な波長の光を毛に照射して処理をするんですが、「色の濃いものにより反応しやすい≠吸収されやすい」という光の性質上、太くて密集して生えている毛への施術では、刺激を強く感じることが多々あります。
特に鼻の下やあご先、もみあげなど、太い毛が密集して生えているような部位で、刺激を強く感じる方が多いです。
クリニックでは麻酔が使えますが、サロンでは使えません。
痛いのが不安な方は、事前にサロンに痛み対策について聞いておくことをオススメします。
デメリット「肌荒れしてると効果が出にくい」
日焼けをしていたり、カミソリ負けなどで肌が荒れていると効果が出にくいこともあります。
これは先ほどもお伝えした光の性質によるもので、光がより色の濃いものに反応することが第一として挙げられます。
本来であれば光のエネルギーは毛を処理するためだけに毛根に集中されるワケですが、日焼けしていたり肌荒れしたりで肌の色が濃くなっていると、色の濃い肌の方にもエネルギーが分散する形になってしまい、きちんと脱毛の効果が出なくなります。
また、肌荒れで肌が過敏な状態になっていると、各種施術NGの判断が下ることもあります。
肌が過敏な時に余計な刺激を加えることは、肌の症状をエスカレートさせてしまうリスクがあるからです。
赤み・かゆみ・最悪火傷など肌トラブルのリスクも高くなってしまうことから、光やレーザーの出力のレベルを上げられず、効果を適切な形で出せないということも十分にあります。
日頃からヒゲの生えている部分で、カミソリ負けなど肌トラブルが慢性化している方は、脱毛を始めるまでにできる限りの対策をし、肌荒れが悪化しないよう十分気を付けましょう。
デメリット「抜いたら効果出ない」
若い頃は肌が荒れたり汚くならずに処理ができるため、ヒゲを毛抜きで抜いている方が多いと思いますが、脱毛を始める前のヒゲ抜きはぜひ止めておきましょう。
これは、ほとんどのレーザー脱毛や光脱毛で、 毛穴の中に毛が残っている状態じゃないと効果が出ない からです。
仮にこの2~3日でヒゲを抜いて処理していた方がヒゲの施術を受ける場合は、最後にヒゲを抜いてから最低1か月は待たないといけません。
抜いて1か月ほどでヒゲが復活するので、それまで焦らずに待ちましょう。
このようにヒゲを抜いていた方が脱毛を始めると、最初の2~3回のうちは効果が出ずに逆にヒゲが増えたような感覚を起こすかもしれません。
でもそれは、今まで抜いていた毛が普通に生えてきたために起こる錯覚です。
焦らずその数回先の効果の出方の確認をしましょう。
ヒゲ脱毛のメリットとは
ヒゲの脱毛では様々なデメリットがあると紹介してきましたが、ここからはメリットについてお伝えしていきます。
スタートからゴールまで時間はかかりますが、その後得られるメリットがヒゲ脱毛にはたくさんあります。
メリット「ヒゲを剃らなくてよくなる」
まずは物理的に、ヒゲを剃らなくてもよくなる、ということがあります。
ヒゲが生えてこなくなればもちろん剃る時間が圧倒的に短くなる or ゼロになりますし、その分カミソリやシェービングジェルなどシェービングアイテムに使っていたお金がかからなくなることも大きなメリットです。
メリット「肌がキレイになる」
ヒゲがなくなるのでヒゲを剃らなくてよくなり、その分肌荒れが激減するのも、ヒゲ脱毛による大きなメリットの一つです。
ヒゲが生えていた毛穴が閉じていくので、その分肌のきめが細かくなり肌の質感が上がったように見えます。
光脱毛やレーザー脱毛の二次的効果として、肌が活性化され美肌になるというものもあります。
そしてこの見た目の肌の変化は対面での第一印象、ネット上の第0印象の向上にもつながります。
接客業や営業職の方にももちろんプラスに働くことになるでしょう。
パッと見で若く見られるようになるので、見た目のアンチエイジングのテクニックの一つとしてもヒゲ脱毛は使えるのではないでしょうか?
メリット「様々な手間が省ける」
ヒゲを生やしている人にも脱毛はオススメできます。
特にヒゲの形をデザインして生やしている方の場合、生え際の通りに脱毛することで毎回細かいお手入れをする手間がかなり省けるようになります。
また、ヒゲ剃りや肌荒れ対策に時間を取られなくなることで、日々の生活に少しずつ余裕ができるようにもなります。
引いてはヒゲで困っていたこと全般が解消できます。
メリット「自信になる」
ヒゲがなくなることで、ヒゲ剃りによる肌荒れが激減し、肌がその分キレイになり、様々な手間が省けていくと、それまで抱えていた悩みが解消されていきます。
それによって 自分自身に対しての自信が持てる ようになります。
誰から見られても平気な外見に対しての自信もそうですし、青ヒゲや肌荒れを隠して過ごさなくてよくなるというメンタル面での自信にもつながることだってあります。
また冒頭でお伝えしたように、ヒゲの脱毛は長い期間がかかることが多いんですが、その分やり切った達成感が自信をもたらすことも十分にあります。
ヒゲ脱毛の値段、福岡の相場はおいくら?!
以上ヒゲ脱毛を始める前に知っておくべきことをいろいろ解説してきましたが、いかがでしたか?
これらを踏まえた上で、続いては料金にアプローチしていきましょう。
福岡エリアのメンズ脱毛サロンにおけるヒゲ脱毛の相場を見ていくことにします。
ピックアップの仕方はいつもの通り、このような形になります。
・Google Chromeのシークレットモード使用
→ 自分のブラウザの検索履歴検索傾向などに左右されないため
・「福岡」「脱毛」「男性 or メンズ」のキーワードでGoogle検索
→ 最も一般的で検索量が多いキーワードの組み合わせ&世界的検索エンジンが認めたキーワードとの親和性の順番が表示される。
※福岡市外のサロンも表示されていましたが、参考のために掲載しています
・5ページ目までに表示された「ワックス脱毛」を扱うサロン以外で、「顔」「ヒゲ」「首」のメニューと1回都度払いの通常料金をピックアップ
→ コース料金は各サロンで回数の設定が異なり単純に比較ができないため、「1回単品の料金」で比較しました
分かりやすく比較するために、以下の項目に分けました。
・ウチのサロンの部位「鼻下」「口下」「あご」「ほお」を基準にした大まかに4つの部位と「首」
・「顔全体」あるいは「ヒゲ全体」という設定があるかどうか
・上記以外の顔の部位の設定があるかどうか
いつもより項目が多くなってしまいましたが、以下チェックしてみてください。※2019年7月31日現在のデータです
鼻下 | 口下・あご先 | あご下・もみあげ | ほお | 首 | 顔 or ヒゲ全体 | その他の顔の部位 | |
サロンA | 4,200円 | 唇下3,150円 あご先4,200円 |
あご下~首5,250円 もみあげ4,200円 |
4,200円 | あご~首5,250円 | 18,000円 | – |
サロンB | 3,900円 | 唇下3,900円 あご3,900円 |
もみあげ3,900円 | 3,900円 | 3,900円 | – | おでこ |
クリニックC | 12,000円 | 12,000円 | あご下12,000円 | ほお~もみあげ12,000円 | – | 36,600円 | 眉上、耳毛、鼻、鼻毛 |
クリニックD | 10,000円 | 10,000円 | あご下~もみあげ10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 48,000円 | 鼻、耳、眉 ※6回コースが基本 |
クリニックE | 4,000円~6,000円 | 4,000円~6,000円 | あご下~首6,000円~9,000円 もみあげ5,000円~7,500円 |
6,000円~9,000円 | – | 24,000円 | 眉間、眉周り ※使用マシンで金額が異なる |
サロンF | – | – | – | – | – | – | 顔、ヒゲの料金記載なし |
サロンG | 3,000円 | 唇下2,000円 あご先5,000円 |
あご下~首7,000円 | 8,000円 | あご下~首7,000円 | 18,400円 | – |
クリニックH | 10,000円 | 15,000円 | – | 20,000円 | 20,000円 | – | – |
サロンI | 3,000円 | 唇下、あご先各3,000円 | あご裏、もみあげ各3,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 顔・ヒゲ全6か所15,000円 | おでこ |
サロンJ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 眉、額 ※ニードル脱毛のため要見積もり |
サロンK | 3,500円 | 唇下2,500円 あご先3,500円 |
もみあげ3,000円 | 3,500円 | あご裏~首5,500円 | 10,000円 | おでこ、眉間 |
サロンL | 5,000円~5,832円 | 5,000円~5,832円 | あご下の記載のみ、料金なし? | 5,000円~5,832円 | ほお下、あご下各5,000円 | 要問い合わせ | おでこ、耳横あり ※料金が二重で掲載 |
クリニックM | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | ※1か所6回コースのみ?照射料金と処置料金が必要? |
サロンN | 4,200円 | 唇の下3,150円 あご先4,200円 |
あご下5,250円 もみあげ4,200円 |
4,200円 | – | – | – |
クリニックO | 5,440円 | 5,710円 | – | 5,710円 | 6,110円 | – | 眉 |
サロンP | 2,160円 | 唇の下1,620円 あご先2,160円 |
あご下~首3,240円 もみあげ2,160円 |
2,160円 | あご~首3,240円 | 8,640円 | 眉、おでこ、眉間 |
サロンQ | 3,000円 | 3,000円 | あご裏3,000円 フェイスライン3,000円 もみあげ3,000円 |
3,000円 | 3,000円 | – | おでこ、眉 |
クリニックR | ※ | ※ | ※ | ※ | ※ | 28,000円 | ※ひげ(顔半分)20,000円 |
サロンS | 3,980円 | 唇の下+あご3,980円 | もみあげ下3,980円 | 3,980円 | あご下の首3,000円 ほほ下の首3,000円 |
– | おでこ、眉 |
サロンT | 3,000円 | 3,000円 | もみあげ3,000円 | 4,000円 | 首周り4,000円 | – | – |
クリニックU | ※ | ※ | あご6,500円 もみあげ6,500円 |
6,500円 | 12,000円 | 28,000円 | 額、眉周囲 |
クリニックV | 25,000円 | 30,000円 | あご下30,000円 | 40,000円 | 35,000円 | 70,000円 | – |
マックス博多駅前店 | 2,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 4,000円 | 設定なし | おでこ |
いかがでしたか?
サロンによって口の下からあごにかけての部位の設定がバラバラなので、パッと見で分かりにくい、比較がしにくい、という印象でした。
この一覧だと図解ができていないので、余計に分かりづらいですよね苦笑
ただし、以前から言っているように、部位が細かく分かれていた方が脱毛したい側からすると自由度が高く踏み出しやすい、というメリットはあると思います。
一方で部位が多いサロンで丸ごと脱毛しようとなると、部位が少ないサロンよりもその分料金が割高になることもあります。
顔全体、ヒゲ全体を脱毛したい場合は、その辺りもチェックしておくと良いかもしれません
レーザー脱毛、光脱毛の料金をそれぞれ比べると、もちろんレーザー脱毛の方が高く光脱毛の方が安いんですが、トータルで見るとトントン、どちらも変わらないのかなという印象も受けました。
サロンを選ぶ際は、部位の設定の仕方・数、刺激の強さ、かかるであろう期間、1回当たりの支出をよく比較し考えることをオススメします。
様々な違いを把握して、ヒゲの脱毛をスタートしよう
ということで、メリットもデメリットも、サロンによる脱毛方式や部位の設定、料金の違いなどを把握した上で、自分の理想に合うヒゲの脱毛をスタートしよう!というお話でした。
ここまで見てきたように、ヒゲの脱毛はサロンによって非常に様々な違いがあって、単純に良い悪い、高い安いが決められません。
その中でもぜひ大事にしてほしいことは、「終わるまで続けていけるかどうか」という点です。
冒頭で説明したように、ヒゲを完ぺきになくすまでにはどうしても時間がかかります。
途中で『ホントに終わるのか』『実はダマされてるんじゃないか』と不安になることもあるでしょう。
昔はあったかもしれませんが、今はどのサロンでもかなり透明性を確保して営業しているので、よっぽど小さな個人サロンじゃない騙されていることはないと思っていいと思います。
今回調査したような方法だと、Googleという世界企業に認められているというお墨付きもあるので、その点で信頼できるんじゃないでしょうか。
脱毛はどんな方式でも1回の施術では確実な効果が出ず、一定のペースで継続して施術を受けることがハッキリと目で分かる形の効果につながります。
ヒゲを最後の1本までなくすまでの間にはいろんな壁があって諦めたくなることもあると思いますが、そんな時は「一本残らずヒゲをなくした自分の毎日」を想像して、どれだけ嬉しいか、達成感があるか妄想を思いっきり膨らませてモチベーションをキープしてみましょう。
この辺りの「ヒゲの脱毛の効果を実感するための秘訣」については、こちらのブログでより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。