Last Updated on 2019年7月6日 by tsushima
『メンズ脱毛の料金ってなんであんなに高いの?』
と思っている皆さんに、今回は釈明(?)のブログを。
額面だけ見て「高い」と感じる場合って、その内訳を見てもらったら納得できることって多々あると思うんですよね。
以前カンタンに解説した内容ですが、今回はより詳しく突っ込んで解説していきたいと思います。
料金を高い・安いと感じる人の心理をサクッと解説します
モノやサービスの値段が高いか安いかっていうのは、その人が日常で使っている金額とか、収入の額とか、それまでの人生で経験してきた大きな買い物とか借金の額とか、そういうので感じ方が変わるものだと思います。
また、例えば同じ5,000円の値段がするものでも、1杯のコーヒーに5,000円は高いと感じるでしょうし、逆に年代物の稀少なワインだったら安いと感じるでしょう。
日々節約している人にとっては、1食1,000円のランチは高いと感じるかもしれませんが、月に7桁稼いでいるような方にとっては3,000円のランチでも安いと感じるかもしれません。
メンズ脱毛の料金は、例えば美容室でカットするだけの料金と比べたら高く感じるかもしれませんし、毎月同じ額の出費が一定期間増えると考えたら、その分高いと感じるかもしれません。
このように人は、置かれている環境によってそのモノやサービスの価値の捉え方が変わります。個々人でその価値観は変わりますし、同じ人でも使う場面や対象によって高い安いの感じ方は変わります。
要は「お金を使う対象にどれだけの価値を見出しているか」っていうのがポイントなんです。
メンズ脱毛の料金の内訳はこうなっている
ここからはサービスを提供する側の事情です。
お客様=消費者がいないと利益は出ないので、できるだけ多くの方に来てもらいたいワケですが、かと言って消費者側のお財布の都合に合わせて価格を下げてモノやサービスを提供しようとすると、提供側は破綻します。稼げない=利益が出ないからです。
モノやサービスを提供し続けるためには、利益を出し続ける必要があります。
世の中で提供されている様々なモノやサービスの価格には、そういう利益を含めた、存続のために必要な各種経費が含まれています。
メンズ脱毛の場合、こんな内訳になっているところが多いかと思います。
・ジェルの費用
・保湿用品の費用
・1照射当たりの光源の費用
・水道光熱費
・ベッドやイス、ワゴンなどの備品購入にかかった費用の回収分
・脱毛マシン購入にかかった費用の回収分
・家賃などの設備に固定でかかる費用
・広告宣伝費
・ホームページ運営費
・人件費
・技術料
・サロンの利益
あくまで一例ですが、こういう各種経費が1つの部位の1回当たりの料金に含まれていると考えてもらっていいんじゃないかと思います。
その上で、以下では、メンズ脱毛の料金が何故高くなるのか、逆に安いところは何故安いのか、といったポイントについて解説していきます。
料金が高くなる理由の大前提「メンズ脱毛はまだ飽和しきっていない」
レディース脱毛と比べてメンズ脱毛の料金は平均して高い傾向にあります。
これは単純に市場規模の問題です。
レディース脱毛は完全に飽和しきっていて、お客様を集めるためには価格競争をせざるを得ない状況にあります。
宣伝一つを取って見ても、レディースの方をよく見かけると思いますが、それも顧客獲得のために各サロンが手を尽くしているからです。
一方メンズ脱毛は、この2~3年でだいぶ市場規模が拡大してきたものの、まだまだ飽和しきっているとは言えません。
また男性の場合は「高くて良いところを利用したい」といった、ある種のステータス保持の意識のようなあるあるな心理が働いたりもするので、そこまで安くしなくてもお客様が来る状況でもあります。
またメンズ脱毛の情報がまだ十分に整備されていないこともあり、「大手なら安心」といった心理も働いているかと思います。
要は、今のメンズ脱毛業界は敢えて価格競争しなくてもいい状況にある、ということです。
そういう点からいうと、単純にレディース脱毛の価格帯とは比較ができないということも、併せて押さえておいてもらえたらと思います。
これを前提に、以下ではメンズ脱毛の料金の内訳について解説していきます。
料金が高くなる理由その1「立地と設備」
大手のサロンは、駅前や繁華街などの一等地のビルの中に店舗を構えているので、その分高額な家賃が毎月発生しています。
その分を回収し続けないことにはサロンが続けられません。
また、サロン内のインテリアや内装にもこだわっているところが大手には多く、そういった設備を準備するためにかかった費用を回収する必要もあります。
料金が高くなる理由その2「広告と宣伝」
これも大手に多いですが、広告をバンバン出すとその分の費用がかかるので、それを回収するために料金に上乗せされていることがあります。
どんな媒体を使うかにもよりますが、紙面で広告を載せる場合、インターネット上の広告よりも高くなる場合が多いですし、反応してもらえる確率も、「紙面<ネット」なことが多いので、回収コストが高くなりがちです。
また、今ではほとんどの脱毛サロンがホームページを持っているワケですが、業者に委託して作成・運営すると、その分の費用もかかります。
より洗練されたデザインにするには、その分のデザイン料などもかかるので、その分料金に反映されていることもあります。
また、芸能人をモデルに起用していたりすると、その分の契約料も発生します。
料金が高くなる理由その3「スタッフの給料」
スタッフを雇うと、その分のお給料が発生します。
雇う側の気持ちとしては、一人のスタッフにできるだけ長く勤めてもらって、手間のかかる新人研修はできるだけ回数を減らし、技術と顧客を増やしてほしいので、それ相応のお給料を支払う必要が出てきます。
料金が高いところは「設備費」「広告費」「人件費」が高い(傾向にある)
ということで、いろんな大人の事情があると思いますが、メンズ脱毛において料金が高くなる理由は、ここまで挙げた、
・家賃やインテリア、内装などにかかる設備費
・各種媒体で行う宣伝や、モデルを起用した際の広告費
・スタッフを雇うための人件費
この3つが高くなればその分料金も高くなると考えることができます。
逆にこの3つは抑えようと思えばいくらでも抑えられますし、その分料金を安くすることができるとも言えます。
どうしても料金に加算されるものはこちら
その他に、これだけはどうしても料金の内訳に組み込んでおかないといけないものがあります。
基本的には毎回の施術に必要な消耗品費、光熱費になるんですが、
・ジェルの費用
・保湿用品の費用
・1照射当たりの光源の費用
・電気料金などの光熱費
これは最低限回収必須な費用です。※使用するマシンによってはジェルや保湿用品が要らない場合も
また多かれ少なかれ、
・脱毛マシン購入の回収分
・ベッドやイス、ワゴン購入の回収分
も当初は回収が必要になります。また、
・家賃
も立地によって額が多き子異なりますが、必ず回収が必要です。
この辺もやはり抑えようと思えばいくらでも抑えられます。
どのくらい上乗せするかはそのサロンの良心次第なもの
ここから紹介するのは、そのサロンが「どれだけ欲しいか」によって変動するものです。
ゼロになることはないですが、お客様から頂く必要がある対価です。
・サロンの利益
は、最初の方で解説したように、サロンを存続させていくために多かれ少なかれ上乗せする必要があります。
・技術料
は、形はないけど、その人にしかできない技術や仕事に対する対価です。
脱毛の場合は、人の身体に大なり小なり何かしらの変化を加える施術を行うものなので、頂戴しても問題はないものです。美容師さんのカット料金とか、デザイナーさんのデザイン料とかも同じですよね。
メンズ脱毛の料金が高いか安いかは、良いか悪いかの指標にはなり得ない
以上がメンズ脱毛の料金の内訳になります。
大手の脱毛サロンでは、どうしてもかさんでくる設備費や広告費を稼ぐために「◯回コース」のように最初にまとまった額で回収できるような料金設定にしていることろが多いのでしょう。
一方で個人経営の脱毛サロンでは、大手がお金をかけないといけないコストをかなりカットできるので、部位別だったり都度払いだったり、1回当たりの料金を押さえることもできます。
ここで大事なのは、 高いところはぼったくってるとか、安いから優良だとか、そういうことではない という点です。
料金が高いところは、空間の居心地の良さがあったり、スタッフへの行き届いた教育のお陰で毎回ストレスフリーな施術を受けることができたり、様々なケアや保証が行き届いているところだってもちろんあります。
逆に安ければその分使っているジェルや保湿用品が粗悪なものである可能性もありますし、そもそものマシンが安すぎて性能が悪い、なんてことだってあり得ます。
なので注目すべきは単純に料金が高いか安いかではなくて、脱毛サロンとして果たすべき役目 「ムダ毛をちゃんと無くせるか」 という点です。
通いたいサロンに、アナタ自身のお金を払う価値があるかどうか、価値ある脱毛を提供してくれるかどうかを見極めることが大事だと思います。
メンズ脱毛の料金、どこに価値を見出しますか?
そこで問題です。
アナタが脱毛したい!と思ったときには、どんな項目に対して料金を支払いたいと思うでしょうか?
モデルがたくさん出ている宣伝広告費?きらびやかな設備費?
よりキレイで洗練された空間で脱毛したいのであれば、そういう空間への対価を支払うのはありですよね。
でもできるだけ費用を抑えたいという気持ちがあるなら、脱毛そのものにかかる費用だけを払う、と考えてもいいんじゃないでしょうか?
駅前や繁華街にあるような大手の脱毛サロンへ行って、アナタ自身の脱毛にかかる費用とは別の、サロン側の都合で上乗せされた費用を敢えて負担する選択、しなくてもいいんじゃないでしょうか?
もちろん選択する決定権はアナタにあるので、あくまで参考意見ということで。
メンズ脱毛、ご利用は計画的に
ということで、 高いと思われがちなメンズ脱毛の料金には、いろんな内訳が散りばめられているので、アナタ自身価値があると思ったコスト・対価にだけお金を払うのが、賢いメンズ脱毛サロンの利用の仕方じゃないでしょうか? というお話でした。
まだまだ飽和してないとはいえ、ここ最近のメンズ脱毛サロンの増え方はかなりのものがあります。
その中から自分自身に合ったところを選ぶのは大変です。
特に料金だけ見て選ぼうと思っても、パッと一目で見てどのくらいかかるのか分かるところは非常に少ないですし。
ただ、料金が高い・安いにもそれなりのサロン側の事情があるので、その辺のことをこのブログでご理解いただけたらなと。
脱毛はどんな方式でも1回の施術でゴールにはたどり着けません。
一定のペースで継続して施術を続けてもらう必要があります。
このブログを読んでもまだやっぱ高いなぁと思う方は、メンズ脱毛サロンをご利用の際はぜひ入念な予算計画を立てて臨んでくださいね。