Last Updated on 2020年4月27日 by tsushima
突然ですが、ムダ毛処理をしていて肌荒れに悩まされたことはありませんか?
マンツーマンのプライベートサロンで、3年間にご来店された325人の方と、お問い合わせのあった数十名の男性から、肌の悩み、ムダ毛の悩みを聞き続けてきた結果、その原因が共通して「間違ったムダ毛処理をしている」からだと分かりました。
今回はそんな生の声を元に、「これをやったら肌が荒れちゃいますよ」という間違ったムダ毛処理の方法を5つ解説します。
このブログが間違ったことに気づいてもらうために役立てばと思います。
NG①「何も塗らずに剃る」
ムダ毛をカミソリで剃って処理する男性は多いと思います。
この時、何も塗らずカミソリを直接地肌に当てて剃る方がいます。
シャワーでお湯を当て流しながら剃る、とかですね。
大勢いる中でたった一人くらい、正しい知識がなくてそういうことしちゃう人もいるかもね?と思ったのですが、意外や意外、325名のうち10名弱はそういう方がいました。
なぜ何も塗らずに剃るとダメなのかというと、カミソリの刃が想像している以上に鋭利だからです。
カミソリは刃と毛と一緒に肌の表面も少しずつ削っているんです。
カミソリを使う時、多くの方がキレイに深剃りしようとして何度も同じ場所にカミソリを当てると思います。
あるいはかなり力を入れて押し当ててゴリゴリと剃ったり。
この、何度も肌に刃を当てたり、強く押し当てたりする行為が肌荒れの原因になります。
肌の表面には保湿のバリアになる皮脂があり、その下に水分をキープする角質層があります。
健康な肌は、そういった組織のバランスが整っていてキレイな状態がキープできています。
地肌にカミソリの刃を直接当てることは、 その皮脂をそぎ落し、角質層を傷つける ことを意味します。
そのまま放置すると保湿のバリアはどんどんなくなり、肌は乾燥して赤くなったり、かゆみやヒリヒリ感が出てきます。
また、空気中の雑菌などが付着し炎症を起こし始めて、カミソリ負けが起きることも。
地肌に直接刃を当てることで傷ができ、出血したりもするので、衛生上余計に良くない状態になります。
これが一度慢性化してしまうと、元の状態に戻すのにはかなりの時間と手間暇がかかります。
人は肌が健康でキレイな相手に惹かれると言われていますし、逆に肌が荒れている人はネガティブなイメージと結び付けられやすいという研究結果もあります。
ここは面倒くさがらず、自分の肌を守り、第一印象を良くするためにもひと手間加えてみることをオススメします。
NG②「ボディーソープ・洗顔せっけんを塗って剃る」
ほとんどの方は何かを塗ってからカミソリで剃るのですが、塗るものを間違えると肌荒れの原因になるので注意が必要です。
ムダ毛処理で肌荒れを起こす男性の大半が、顔には洗顔せっけん、身体にはボディーソープなどの石けん類を塗ってから剃っていることが分かりました。
つるつる滑って剃りやすいから、という理由はよく分かります。
でも、 石けんを塗ってから剃るのもは肌が荒れる原因 です。
先ほどお伝えしたように、カミソリは毛と一緒に肌の表面も削り取って、保湿のバリアを薄くします。
石けんは肌の表面の汚れや余計な皮脂を洗い流す作用があります。
つまり石けんを塗ってカミソリで剃るのは、肌のバリアを二重に無くしていく行為なんです。
「塗って剃る」というアイディア自体は正しいので、正しいものを使えばそれだけで肌荒れ改善につながります。
NG③「毛を抜く」
『カミソリで剃ると肌が荒れるから、抜いてしまえばいい』
と思って、ピンセットや除毛テープなどで毛を抜いて処理をする男性もいます。
若い方だとヒゲを抜いて処理をするケースが多いようです。
ヒゲ以外にも、脇毛やすね毛、乳輪周りの毛、あるいは陰毛なども抜いて処理をしている方がいました。
こういった太い毛を抜いて処理をすると、カミソリで剃った跡の青みも出にくいですし、毛穴も目立たなくなるので、パッと見毛抜きはムダ毛処理の方法としては正しいように思えます。
が、30代以降になってから、あるいはヒゲ、太く密集している毛は毛抜きは向きません。
ヒゲや脇毛や陰毛などのように太い毛を抜くと、そもそも痛いですし、抜いた跡から血が出てくることがあります。
出血してしまうと、そこから雑菌が侵入して毛嚢炎になることも。
また、「出血した=傷」と身体は認識するので、その部分の皮ふを再生しようとします。
その時皮ふが過剰に再生されてしまうと毛穴が塞がり、埋没毛ができることがあります。
除毛テープを貼ってから剥ぐ場合は、そうした毛穴のダメージに加えて、肌表面にもダメージが加わります。
一回でキレイになりはしますが、痛い上に肌荒れもするので、安易に頼らない方がいいでしょう。
一見良さげに見える毛抜きですが、長い目で見た場合は皮ふトラブルの原因になることが多いので、避けるべき手段です。
NG④「除毛クリームを説明書通りに使わない」
最近はインターネットのCMやドラッグストアでもよく見かけるようになった除毛クリーム。
「毛のタンパク質を薬剤で溶かして、根こそぎぬるっとごそっと毛を処理する」方法です。
痛みもなく、生え始めのチクチク感もないので、結構重宝されているようです。
でも残念ながらオススメできない理由があります。
肌が弱い方が使うと、肌荒れの原因になることが多いからです。
除毛クリームの中には毛のタンパク質を溶かす成分が入っているのですが、肌が弱いと毛だけではなく、同じくタンパク質でできている肌まで溶かす可能性があります。
しっかりと説明書の通りに使えば問題ないのでしょうが、男性の場合説明書をよく読まかったり、事前のパッチテストをせずに使い始める方が多いようです。
乾燥肌だったり敏感肌だったりする方はもちろん、陰部など身体の中でも肌がより敏感な部分に使ってしまうのは、薬剤が過剰反応してしまうのでNGです。
この手の薬剤を使う際は説明書をしっかりとよく読み、書かれてある内容通りに使いましょう。
NG⑤「剃った後保湿をしない」
ヒゲを剃ったら保湿をするのに、それ以外の体毛を剃ったらそのまま放置する、という方がいることも分かりました。
これも肌荒れが起こる原因です。
すでにお伝えしていますが、カミソリの刃は毛だけではなく、肌の表面のバリアも削っています。
なので、 剃り終わってから何のスキンケアもしないと、肌はどんどん荒れていく一方 になります。
『面倒だから』『つい忘れてしまって』という方が多いですが、剃った後はもちろん、顔、身体を洗った後は必ず保湿する習慣を身につけましょう。
剃った後保湿をするだけでも肌荒れはかなり減るはずです。
今までしてこなかった方は、とりあえず化粧水でも乳液でもクリームでも、保湿ができる肌にやさしいスキンケア用品を1つ手に入れてみてください。
自分のムダ毛処理に少しでも不安を感じたら止める
たくさんの男性からお話を聞いていて分かったことが他にもあります。
『おかしいな?』『どうにかしたい』と思いながらも、ずっと同じ方法を続けてしまう方が多いことです。
そして誰にも相談もせず、解決策を探そうとしない方もいて、そういう方が肌荒れを加速・慢性化させているケースが多々あるように見受けられました。
同じことを続けて改善が見られない場合、残念ながらその方法は間違っているか、自分には合わないと、できるだけ早い段階で見切りをつけることをオススメします。
そして「どうしたら肌荒れしなくなるのか?」という方向に考え方をシフトさせましょう。
解決方法としてオススメできるのは、大きく以下の3つです。
解決法①皮ふ科に行く
手っ取り早いのは皮ふ科で診てもらうことです。
皮ふの専門家が間違いない対処方法を教えてくれます。
解決法②ネットで検索しよう
ネットで調べるのもオススメです。
ただし、個人運営のまとめサイトなどでは私見が多分に含まれた投稿がよくあり、そのまま参考にするのはオススメできません。
誰がいつどんな根拠で言い始めたか分からないような都市伝説的な情報を鵜呑みにするのもよくありません。
プロが運営していて、根拠がある正しいサイトや情報を見極めるようにしましょう。
解決法③新しい意見を受け入れてみる
男性でよくありがちなのは、どれだけ正しい情報が与えられても『いや、自分は◯◯だ』『□□と聞いた』となぜか頑なに自分の意見を貫き通すことです。
そうやって自分の意見を貫き通してきたことで、肌荒れが起こっていてなかなか治らなくて困っているはずなのに、です。
心当たりがある方、ここは一度新たな意見や情報を受け入れてみてはどうでしょうか?
そしてその通りに一旦実践してみてはいかがですか?
その上でもし全く効果がなかったら、その意見・情報を却下してもいいでしょう。
でも、自分が今までやらないできたことで効果が出るのだとしたら、ちょっとくらいは試す価値はあるのではないでしょうか?
その「ちょっと」で肌荒れが見事なくなったら、嬉しいと思いませんか?
ムダ毛処理の正しい知識を見極め、身につけよう
ということで、間違った方法でムダ毛処理するのを止めて、肌荒れしない正しい方法を素直に早急に受け入れませんか?というお話でした。
ボク自身も、肌荒れにたくさん悩まされた過去があります。
何年もかけていろんな商品や方法を試して、肌荒れしないムダ毛の処理方法を見つけました。
なので、今現在進行形でムダ毛の処理方法で悩んでいる方の気持ち、よく分かります。
キレイさっぱり解決させてもらうので、ぜひ一度ご相談ください。
サロン公式LINEでは、普通のLINEと同じ感覚で気軽に相談ができるのでオススメです。
なお、「正しいムダ毛処理の方法」と「スキンケアアイテムの選び方」については、別のブログで詳しく解説しています。
ぜひ併せて読んでみてください。